今日は愛媛県で開催された
「疏水フォーラム2016」
に参加しました。
疏水ってのは、
灌漑(かんがい)・発電などの目的で、土地を切り開いて作った水路のことである。
サブタイトルは
水は大地を潤し、豊かな恵みと文化、風土を育む 未来につなげ、「虹の用水」
である。
最後の「虹の用水」が愛媛県人のこの水への畏敬の念というか大切さを感じる。
このフォーラムの主役は道前道後9800haを潤している疏水、つまり農業用が主な面河ダムなどと農地を繋ぐ用水路群である。
その重要性は冒頭あいさつをされた
水土里ネット愛媛会長
疏水ネットワーク会長
松山市長
農林水産省中国四国農政局長
愛媛県農林水産部長
のあいさつからにも表れてました。
愛媛県エリアは高知とは違い、年間降水量は1280mmしかなく、全国平均1800mmにも全く及ばない。高知はかるく全国平均を超すのだ。
さらに、大河川は仁淀川、吉野川、四万十川があるがどちらも愛媛県をかすめるように走り、下流は高知県や徳島県を潤す河川との非情な関係で慢性的な水不足なのだ。
戦後、国が中心に計画し、この疏水を完成させたのだ。
いま、全国にこのような農業を支えるダムや水路、私が関係している物部川統合堰などのインフラ資産は18兆円を軽く超えるという。耐用年数は40年くらいだから、年間4000億円はかけて毎年更新していかなくてはいけない計算になるという。
農林水産省も戦後、復興とはいえ莫大な施設を作り、また、県などもそれを実行してきたが、順次老朽化し、全国的に危機である。わかりつつも予算はつかない状況がある。TTPとか言うてる場合かな。まあ、トランプさんは実行しないらしいが。
講演で農林水産省水資源課長さんが言われたが、今の施設をそのまま長寿命化するのではなく、今の社会情勢に見合った施設に変化させることは必要だと言われた。
ある意味そうである。米価は急激に低下し、農家は少なくなり高齢化し、食の欧米化も進み先が見えない。高収益な作物転換をしていき疏水システムも変化していく方が良いと。
講演ではさすが俳句王国愛媛県らしく、水にまつわる俳句講演として、元NHKアナウンサーの八木健さんの話があった。これはいいなと感じた。疏水を市民に感じでもらいには俳句はいいね。知的だ。さすが、正岡子規を生んだ地だ。正岡子規は、「打ち込みし、礫(つぶて)沈むや秋の水」と読んだ。
私も一句浮かんだ。
それは、今年春3月に物部川統合堰の取水を止めて、水路の掃除期間、水路が空の状態時になんと、水が綺麗で魚を食す野鳥であるカワセミの青い飛行を見たのだ。青い線に見えた。とても早くて。
その時はこんなコンクリート水路で?と意外に思ったが。水路は意外と魚や生物が多く、カワセミが暮らせる場なのだ。
そこで一句。
「カワセミや 川干空溝 青一線」
どう?(o^^o)
これ、八木さん。
面白い〜^_^
高知県からの参加はなんと私だけだった。
高知は水に恵まれているが、考えていきましょう。先人たちの偉業をどう引き継ぎ活かしていくかを。
SEE YOU!







