最近読んだ4冊 | がんばる地上の星たち!高知と松山のまんなか・仁淀川町

がんばる地上の星たち!高知と松山のまんなか・仁淀川町

土佐の山間・仁淀川町(によどがわちょう)の(元)地域支援企画員の日記!

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最近読んだ本ですが、

一冊目は、椎名誠さんの
「活字博物誌」
である。
椎名さんのエッセイ的おもしろ話である。もちろん、たくさんの本も紹介してくれているから、またまた広がる本の世界。
椎名氏は意外に閉所恐怖症というのが面白い。これほど世界中を旅した人が?ある種の恐怖症とは。MRIなんか、考えただけでヤバイらしい。実は私は先日ある検査でMRIに入ったが、閉塞感は包まれ感に変わり、寝てしまって怖いことはなんもなかったが(=゚ω゚)ノ
宇宙の話で巨大恒星IRS5は、太陽の1万600倍もあり、直径はなんと148億キロなんだと。凄すぎる。


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早川いくをさんの
「へんないきもの」
を読みました。
出ます、出ます、驚異の生物たちが紹介されている。もともとは、あるポッドキャストで早川いくをさんが出てて、この本などの紹介してあって、本人の語りもなかなかスルドく面白みがあった。本書もまず、生物たちの変さにツッコむ、ニヤリと笑わせてくれつつ、生命の不思議、偉大さに改めて気付かせてくれる。
たくさん変な生物たちが登場するが、最も印象的だったのが、超生命体「クマムシ」である。クマムシは、摂氏150度の高熱にも絶対零度−273度にも、真空にも乾燥にも、6000気圧もの高圧にも、さらに人間致死量の放射線状にも耐えるたった50ミクロンから1.7ミリの微生物なのだ。人間が滅んでもクマムシは生き残るだろうな。姿は装甲車みたいなヤツでそこらの裏庭や高山、深海などあらゆる場所で生きてるらしい(=゚ω゚)ノ


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藤原正彦さんの
「この国のけじめ」
を読みました。
自分は数学者として、その本質しか興味がないと藤原さんは言われました。まさに、社会の本質をバサリと切る!

藤原氏の本はほとんど読みました。本書ではまだ大学教授時代ですが、今の日本国への憂いから日本人に知ってほしい本質を声高にわかりやすく語ってくれています。超オススメです。とくに子育て世代のお父さんお母さんは必読だろうと思う。国語の大切さ、卑怯を憎む心、武士道精神など日本人が忘れかけていることを知らせてくれる。読書ゼミは本にもなっている。
藤原正彦さんの父母はともに波乱万丈の人。父は新田次郎氏であり、母は藤原ていさんである。その次男が正彦氏で作家になる前から現在まで家族の中の逸話群がこれまた面白い。なんど読んでも面白い。まだまだ書いてほしい作家である。政治家になって下さい(=゚ω゚)ノ




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最後は
大嶋仁さんの
「ユダヤ人の思考法」
である。
ユダヤ人の頭の中を見る思いである。様々な思想家ユダヤ人を取り上げ、その考え方を紹介する。また、日本人と対比する。ベルクソン、フロイト、デュルケム、マックスウェーバー。

本書の後半に「もし、日本人が人類の一員として生き残り、世界に向かってなんらかの貢献をしたいと望むならば、謙虚になって他から学ぶ必要があると思います。謙虚になるということは卑屈になるということとは違います。中略〜ユダヤ人は記憶の民である、中略〜自分たちの現在を永遠の過去に結びつけること、このことを彼らは怠らずにやり抜いてきたのです。中略〜私たちは彼らの歴史に対するそういう姿勢こそ学ばなくてはならないのです。」とある。これを実践しなければ、自分のできることから(=゚ω゚)ノ




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