高知県の県立図書館と高知市立図書館が
一体化して、あらたに新図書館が高知城の
東に建設中である。
とっても楽しみなんである。
高知の発展のために、産業振興計画の推進のためにも
ここは有機的に機能的活躍する様子である。それは
高知県の新図書館整備課のホームページを覗くと
建設計画の様子がわかる。新館の3階には
ビジネス・農業・産業支援サービス支援コーナー
というのがある。いったい、どんな運営になるのだろうか?
そこがわからない、知りたいところであるが。
先日は、県立図書館主催で、ビジネス支援図書館サービス研修会
に参加させていただいた。
講師は、国立電気通信大学大学院の特任教授の竹内利明氏で
あった。同氏はビジネス支援図書館推進協議会会長を務めている。
そんな団体があったのか?と無知な私は先日読んだ菅谷明子さんの
著書「未来をつくる図書館」(これはニューヨーク公立図書館の
すごい昨日を紹介した本で、先日読んで驚愕したばかり♪である。)
この菅谷さんも関係者として名を連ねている。
図書館に興味があるかたはぜひ読んでほしいが、本書のなかで、
特筆したいのが「ビジネス支援」に関する記載で、そこでは
「シブル」という場所がそれにあたるが、ちょっと日本人には
想像できないくらい優れていそうなのだ。個人のビジネスを
ビジネス司書が熱心に応援するシステムが備わっている。
だから、今回の研修会で少し、新図書館の機能としてある
ビジネス支援サービスの内容が垣間みれるかと思ったが
そうではなく、一般的なビジネス支援×司書のことで、
講師からは全国的な動きや優良事例、図書館司書としての
具体的な活動、心構え、多岐にわたる研修的内容が3時間も
行われた。
印象に残ったのが、竹内先生の熱意である。
(本人曰く、「図書館病にかかっています(笑)と言って
いたが、素晴らしい人である。)
全国の司書のパワーを引き出す活動に余念がない。
私はそれを現場につなげる意味でも新しく変わる新図書館機能に
注目していきたい。
私はどちらかというと香南市に勤務する身なので、現場人間、
であるからして、香南市の農家、農業振興にどう新図書館に
関わっていただき、農業ビジネスの振興につなげるか?という
視点で図書館サービスとの関わり、課題、機能を知りたかったのだ。
いろんな意味で大変、勉強になったし、新たな視点を農業支援
するための方法として得た気がしたのである。
新図書館の詳しくは → 新館概要
新図書館がニューヨーク公共図書館に近づいてほしいものだ。
深い研究も必要だろうな。ハードができても運営の充実は
進化し続けるものだし。
ハード面も大事ですが、もっと大事なのはやはりソフト(サービス)
の面だろうから、司書さんらのスキルアップや体制、運営面
の工夫は大切だなと感じる。未来の子どもたちのためにも!
SEE YOU!