高知県仁淀川町には、高知県最古の沈下橋がある。
昭和十年掛けられたこの橋は、仁淀川の流れが峡谷となっている場所にある。
地区の人々の生活を支えた重要な橋だったに違いない。
激流に耐えうる構造、形状、素材を用いている。
きっと、元は木製だったろう。。。
橋の近くの河原は、その激流の激しさを物語るように硬い岩が、まるで波打つように削られ、その姿をありのままに見せている。
昨年、同形状にてコンクリートで補強された久喜橋。
橋長はわずか、13mである。
国土の歴史的景観としての価値ならびに、造形の規範となっていることから、2004年3月、国の登録有形文化財に指定された。
静かに流れる仁淀川。いったいどれくらいの人がこの橋を渡っていったのか。
いろんな物語があるだろうが、それはもうわからない。
ぜひ、一度訪れて下さい。ご案内しましょう!
アユ釣りのオジサンは黙々と竿を出しています。