欄ちゃんは気難しい。
如何してだろう?
余りにもいろんなことがあり過ぎた。
義弟が亡くなって5ヶ月
蘭ちゃんは私達の家にいる。
長い夏休みで暇を持て余している。
裁判所からの決定が降るまでに
蘭ちゃんの産みの親は3回
蘭ちゃんに接触してきた。
1度目。
私の妹が未だ札幌の蘭ちゃんの家に滞在して居る時。義弟は病院に入院していた。
明日をも知れ無い状態だつた。
蘭ちゃんは学校から帰って来て、コタツに入り、ランドセルの中から何かを出しながら、私の目を見て、
「これ読んじゃったよ」と言って私に差し出した。
青い花柄の封筒には「蘭ちゃんへ」とだけ
書かれていた。
封筒を開けて便箋を開くと「私が貴女を産んだお母さんです」という文字が目に飛び込んできた。