2月1日 夕方.
血中酸素91-92
訪問看護師たちが帰った後、
美佐子が母を連れてやってきた。
久しぶりに母がやって来た。
母は秀子のベッドのシーツ、からだの下に敷くバスタオル、
ハンドタオル。
秀子が吐く痰を拭くティッシュペーパーを5箱と秀子の新しいネグリジェを抱えてやってきた。
美佐子に、今日は看護師の人たちを断った事情を説明した。
「そう」
「秀子姉さんも着換えるとも大変かもんね。(大変だもんね)」
と私を慰めた。
「姉さん、元気しとった?」
とリビングに横たわる秀子に声をかける。
美佐子は今は産婦人科、新生児科の看護婦をしているが、
看護経験は豊富だ。
美佐子は秀子のベッドに近つき、
ベッドを強く押して、秀子の体とベッドの間に隙間を作り濡れたシーツと、新しいオシッコシーツを替えてくれた。
『ああ、こういう風にすれば秀子に負担をかけずに替えられるんだ』
と感心しながら美佐子を手伝った。
「美佐子さん、流石だね」
というと美佐子が
「ヨウコ姉さんも上手に介護してると思うよ」と言ってくれた。
次に美佐子は母が買ってきた秀子の新しいネグリジェの左ワキから、ソデまでを袖口を残して切り離してしまった。
この方法だと秀子は殆ど動かずに着替えが出来た。
美佐子は、秀子が着ているものを注意深く脱がして、
今左ワキを切った新しいネグリジェと交換した。
枕からずり落ちて、ベッドの下方に寝ている秀子を二人で枕のほうへ引き上げる。
「痛い」 と、小さく秀子が呻く。
「どこ?ごめんねどこがいたかった?」
と聞くがそのまま返事は無かった。
母は秀子の傍で、
秀子の細くなった腰を擦りながらボソっと呟いた。
「もう、どうにもならんのかねー」
秀子の居るところで言って欲しくなかったが、
母の口から本音が出てしまった。
「どうにか成るさ」
わたしはびっくりして振り向いた。
秀子が母に答えたのだった。
美佐子と母が帰った後
「ヨウコ姉さん、わたし元気になれると思う?」
と秀子が聞いて来る。
わたしは返す言葉が無かった。
「私ね、自分の元気な姿がはっきりイメージできるの。」
秀子は誰も居ない、遠い空を見つめて繰り返した。
「私の元気な姿がイメージできるの」
もう娘は夏のアルバイトに出かけました。皆様もお仕事中でしょうね。台風はどうですか?宮古島が大変だそうですが、、。皆様も気をつけて下さい。今日もいい日になりますように。祈り
血中酸素91-92
訪問看護師たちが帰った後、
美佐子が母を連れてやってきた。
久しぶりに母がやって来た。
母は秀子のベッドのシーツ、からだの下に敷くバスタオル、
ハンドタオル。
秀子が吐く痰を拭くティッシュペーパーを5箱と秀子の新しいネグリジェを抱えてやってきた。
美佐子に、今日は看護師の人たちを断った事情を説明した。
「そう」
「秀子姉さんも着換えるとも大変かもんね。(大変だもんね)」
と私を慰めた。
「姉さん、元気しとった?」
とリビングに横たわる秀子に声をかける。
美佐子は今は産婦人科、新生児科の看護婦をしているが、
看護経験は豊富だ。
美佐子は秀子のベッドに近つき、
ベッドを強く押して、秀子の体とベッドの間に隙間を作り濡れたシーツと、新しいオシッコシーツを替えてくれた。
『ああ、こういう風にすれば秀子に負担をかけずに替えられるんだ』
と感心しながら美佐子を手伝った。
「美佐子さん、流石だね」
というと美佐子が
「ヨウコ姉さんも上手に介護してると思うよ」と言ってくれた。
次に美佐子は母が買ってきた秀子の新しいネグリジェの左ワキから、ソデまでを袖口を残して切り離してしまった。
この方法だと秀子は殆ど動かずに着替えが出来た。
美佐子は、秀子が着ているものを注意深く脱がして、
今左ワキを切った新しいネグリジェと交換した。
枕からずり落ちて、ベッドの下方に寝ている秀子を二人で枕のほうへ引き上げる。
「痛い」 と、小さく秀子が呻く。
「どこ?ごめんねどこがいたかった?」
と聞くがそのまま返事は無かった。
母は秀子の傍で、
秀子の細くなった腰を擦りながらボソっと呟いた。
「もう、どうにもならんのかねー」
秀子の居るところで言って欲しくなかったが、
母の口から本音が出てしまった。
「どうにか成るさ」
わたしはびっくりして振り向いた。
秀子が母に答えたのだった。
美佐子と母が帰った後
「ヨウコ姉さん、わたし元気になれると思う?」
と秀子が聞いて来る。
わたしは返す言葉が無かった。
「私ね、自分の元気な姿がはっきりイメージできるの。」
秀子は誰も居ない、遠い空を見つめて繰り返した。
「私の元気な姿がイメージできるの」
もう娘は夏のアルバイトに出かけました。皆様もお仕事中でしょうね。台風はどうですか?宮古島が大変だそうですが、、。皆様も気をつけて下さい。今日もいい日になりますように。祈り