第五二夜 夢の余談 ぼけてない、ぼけてない、は、ぼけの始まり。 「そう言われるとそうかも知れんね。」 「昔の話ばっかりだし、死んだ人の話ばっかりだしな。 昔は、みんな生きていたのにな。」 「デュシャンも、ウォーホルも生きていたぞ。」 「まあ、どうでもいいことだけど。 知り合いでもないし、川底のヘドロさ。」 じいさんは、いつ死ぬの。 「そう言えば、生きてる感じがしないな……。」 夢です。