8月9日海外市況
―サンワード貿易のアナリストによる分析―
〇ドル円
週明け9日のNY外国為替市場では、
米長期金利の上昇を背景にドルが買われ、110円台前半に反発![]()
110円29~39銭
前週末の堅調な米雇用統計に加え、
この日は米長期金利の上昇がドルを支えました![]()
ボストン連邦準備銀行の、ローゼングレン総裁がインタビューで、
「9月に量的緩和の縮小開始を発表すべきだ」
と述べたと伝わりましたが、市場の反応は限定的だった様子![]()
〇NYダウ
新型コロナウイルスの感染再拡大が、
景気に及ぼす影響が懸念される中、反落![]()
3万5101.85ドル(-106.66)
新型コロナウイルスの変異株で、感染力が強いデルタ株が世界的に流行![]()
中国では感染拡大を阻止するための、制限措置が導入される中、
景気の先行きをめぐり悲観的な見方が強まったようです![]()
前週末に発表された、堅調な米雇用統計を受けてダウは史上最高値を更新していたため、
利益確定の売りにも押されやすかったですね![]()
〇NY金
米量的緩和の早期縮小観測を背景とした売りが止まらず、3営業日続落![]()
1726.50ドル(-36.60)
3月31日以来約4カ月ぶりの安値水準![]()
前週末6日に発表された7月米雇用統計は、
景気動向を反映する非農業部門就業者数の伸びが市場予想平均を上回り、
失業率も大きく低下![]()
これを受け、米連邦準備制度理事会(FRB)による、
量的緩和縮小の開始時期が近づいているとの観測が広がったようです![]()
金ETFは、1023.64トン(-1.65)
NY白金は5日続落。970.90ドル(-1.30)
パラジウムも安い。2602.10ドル(-28.00)
〇NY原油
世界的な新型コロナウイルス感染拡大による、
エネルギー需要鈍化への警戒感から売られ、大幅続落![]()
66.48ドル(-1.80)
中国などアジア各地で、新型コロナ変異株が流行し、活動・事業規制が強化されています![]()
世界第2位の石油消費国である中国が、週末に発表した7月の貿易統計が、
輸出入ともに伸びが市場予想を下回ったことで、
エネルギー需要見通しに不透明感が広がりました![]()
〇シカゴトウモロコシ
シカゴトウモロコシは反落
553.75セント(-2.75)
先週末に米コーンベルトの一部で、作物に有益な雨が降ったことが相場を圧迫
原油や金など他のコモディティー(商品)相場安も、トウモロコシを押し下げました![]()
シカゴ大豆は反落
1329.75セント(-7.00)
先週末に米国の主要産地の一部で、
作物に好都合な雨が降ったことが相場を圧迫しました![]()
【10日】
08:50 (日) 6月 国際収支・経常収支(季調済) 1兆8665億円 1兆6514億円
08:50 (日) 6月 国際収支・貿易収支 20億円 6229億円
10:30 (豪) 7月 NAB企業景況感指数 24
16:00 (トルコ) 6月 失業率 13.2%
18:00 (独) 8月 ZEW景況感調査(期待指数) 63.3 ―
18:00 (欧) 8月 ZEW景況感調査 61.2
21:30 (米) 4-6月期 四半期非農業部門労働生産性・速報値 [前期比] 5.4% 3.5%
21:30 (米) 4-6月期 四半期単位労働コスト・速報値 [前期比年率] 1.7% 1.0%
その他、相場、市況分析は👉 http://meister.blog.jp/
では今日も最後までご覧いただきありがとうございました!
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