7月19日海外市況
―サンワード貿易のアナリストによる分析―
ドル円
NY外国為替市場では、新型コロナウイルス変異株の世界的な感染拡大で
リスク回避姿勢が強まり円が買われ、109円台半ばに下落した
109円40~50銭
新型コロナのデルタ株の感染者が米英をはじめアジアでも急増
⇒景気の先行き懸念の強まり
⇒リスク資産の売り
⇒世界的な株安
安全資産としての債券買いが活発化し、
米長期金利の指標である10年債利回りは1.18%近辺まで低下した。
NYダウ
新型コロナウイルスの変異株「デルタ株」の、
世界的な拡大が景気回復の妨げになるとの懸念が広がり、大幅続落
3万3962.04ドル(-725.81)
下げ幅は昨年10月下旬以来、約9カ月ぶりの大きさ
デルタ株への警戒感
⇒欧米株価急落
⇒安全資産の債券に買い
⇒10年物米国債利回りは2月中旬以来約5カ月ぶりに1.20%を割り込んだ
NY金
対ユーロでのドル高が進行し、重しとなり続落
1809.20ドル(-5.80)
新型コロナウイルスのデルタ株の感染拡大
⇒世界経済の回復をめぐる不透明感の高まり
⇒NYダウは大幅続落
⇒リスク回避姿勢が広がる中、対ユーロでドル買いが進む
⇒金に対する割高感が生じ、一時1795.00ドルまで売られた。
金ETFは、1028.55トン(変わらず)。
※他の貴金属の
NY白金は続落。1071.40ドル(-37.10)
パラジウムも安い。2592.70ドル(-44.60)
NY原油
石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなど非加盟産油国で構成する
「OPECプラス」の増産決定などを受けて売り込まれ、急反落した。
66.42ドル(-5.39)
5月下旬以来約の2カ月ぶりの安値水準。
OPECプラスは18日、テレビ会議で閣僚級会合を開き、8月から生産量を毎月日量40万バレルずつ増やしていくことで合意した。
世界的な景気やエネルギー需要の回復に不透明感が広がり、増産決定を嫌気した売りが膨らんだ。
トウモロコシ
シカゴトウモロコシは小反発。
552.25セント(+0.25)
米国の主要産地における週末の降雨に圧迫されたものの、
春小麦の作柄に影響を与えている、長引く乾燥天候が飼料市場でのトウモロコシの価値を高く維持している。
大豆
シカゴ大豆は反落。
372.75セント(-19.00)
米中西部での最近の降雨で作柄が改善したことが重しとなった。
ただ、この先も乾燥した気候を見込む天気予報が相場の支えとなっている。
【20日】
未定 (トルコ) 休場
08:30 (日) 6月 全国消費者物価指数(CPI) [前年同月比] -0.1% ―
08:30 (日) 6月 全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)[前年同月比] 0.1%
08:30 (日) 6月 全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品・エネルギー除く)[前年同月比] -0.2%
10:30 (豪) 豪準備銀行(中央銀行)金融政策会合議事要旨公表
17:00 (欧) 5月 経常収支(季調済) 228億ユーロ
21:30 (米) 6月 住宅着工件数 [年率換算件数] 157.2万件
21:30 (米) 6月 建設許可件数 [年率換算件数] 168.1万件
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