7月6日海外市況
―サンワード貿易のアナリストによる分析―

ドル円
連休明け6日のNY外国為替市場は、
米長期金利の低下を眺めて円買い・ドル売りがやや優勢となり、
110円台後半に下落した。
110円58~68銭
米長期金利の指標である10年債利回りは1.3%台に低下し、
金利低下に伴いドルが売られた。
6月米ISMサービス業購買担当者景況指数(PMI)が60.1と、
過去最高だった前月の64.0から低下し、
市場予想も下回ったこともドルの重しとなり、
一時110円52銭まで下落した。
市場の関心は、7日公表の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(6月15~16日開催分)に向かっている。
NYダウ
NYダウは、利益確定売りや原油安などが重しとなり、5営業日ぶりに反落した。
3万4577.37ドル(-208.98)
NYダウが前営業日に4日続伸し、史上最高値を更新したことを受けて、
この日は利益確定売りに押された。
原油相場の大幅下落が重しとなり、エネルギー株が全体の下げを主導。
米長期金利の低下も金融株を下押した。
中国政府が海外で上場する中国企業への管理を強化する方針を明らかにしたことも嫌気された。
6月米ISMサービス業購買担当者景況指数(PMI)は60.1と、2月以来の低水準となった。
新型コロナウイルスの変異株「デルタ株」の感染が世界的に広がっていることも、株価の重しとなった。
NY金
NY金は、米長期金利の低下に支えられ、4営業日続伸した。
1794.20ドル(+10.90)
一時は1815.70ドルまで買い進まれた。
米長期金利の指標となる10年物国債利回りは午前中に1.3%台へ大幅低下。
金利を生まない資産である金の投資妙味が強まった。ただ、この日の外為市場は、
ドイツのZEW景気期待指数が予想を下回ったことを受けたドル高・ユーロ安の流れが継続し、
ドル建て金は割高感から、じりじりと上げ幅を縮めた。
市場の注目は、7日に公表される米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨に向かっている。
金ETFは、1042.23トン(-0.35)。
NY白金は4日ぶり反落。1084.00ドル(-3.70)。
パラジウムは高い。2796.10ドル(+3.60)。
原油
原油は、有力産油国による8月以降の増産をめぐる思惑から利益確定売りが活発化し、大幅続落した。
73.37ドル(-1.79)
石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟の産油国で構成する
「OPECプラス」は5日に予定していた閣僚級会合を増産をめぐる意見の相違のため中止。
OPEC盟主のサウジアラビアが慎重な増産を進めるのに対し、
アラブ首長国連邦(UAE)は自国の生産割り当てを増やすことを要求し、折り合えなかった。
両国の対立により8月以降の増産方針が不透明となり、
新型コロナウイルス禍から世界経済が回復する中、
供給逼迫への警戒感が台頭。
原油相場は未明に、一時77ドル近辺まで上昇した。
ただ、その後は急ピッチで上昇した反動から利益確定の売りが先行した。
トウモロコシ
シカゴトウモロコシはストップ安。
539.75セント(-40.00)
大幅続落
米国の穀物産地の天候が改善するとの見通しを受け、
40セントの値幅制限いっぱいまで下げた。
アイオワ州、ミネソタ州、ダコタ州では、気温の低下や降雨が予想されており、
高温で乾燥した状態が作物の単収に響くとの懸念が和らいだ。
大豆
シカゴ大豆は大幅反落。
1305.00セント(-94.00)
大幅反落
米中西部で気温の低下と降雨が予想されたことを受け、天候不順が作物の単収に悪影響を与えるとの懸念が和らいだ。
【7日】
15:00 (独) 5月 鉱工業生産 [前年同月比] 26.4% 17.7%
20:00 (米) MBA住宅ローン申請指数 [前週比] -6.9%
27:00 (米) 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
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