みなさんこんにちは
本日は、サンワード貿易コンシェルジュのT氏による
『いまさら聞けない!?!なぜ!?!』
と思っている経済指標の疑問を深堀して解説していきます!
経済の値動きを見る際に注目する
NYダウ・S&P500などが有名だと思いますが
今回は他国の株価指数も観ていきましょう☆
【他国の株価指数】
英国
FTSE100
フッツィー100、と呼ぶとプロっぽく聞こえます(笑)。
ロンドン証券取引所に上場する時価総額上位100銘柄から構成されます。
この100銘柄でロンドン取引所上場企業の時価総額の約8割を占めるそうです。
かつて日の沈まぬ大帝国を作った英国らしく、本国よりも旧植民地や
外国に活動の軸足を置いている企業が多いのが特徴です。
香港上海銀行(HSBC)や、コモディティに縁が深いところでは資源コングロマリット、
アングロ・アメリカンや石油メジャー、BPなどが有名ですね。
ドイツ
DAX
「ドイツ株価指数」を意味するドイツ語の頭文字です。
ダックスと読みます。フランクフルト証券取引所上場銘柄のうち、
米国株式市場にも上場される優良銘柄(通称ブルーチップ)30種の平均となっています。
自動車メーカーの地盤沈下が著しい米国と違い、
BMWやフォルクスワーゲンが組み込まれており、
コモディティにとっては、石油や白金との親和性があります。
フランス
CAC40
キャックキャロントと呼ぶと、おフランスの香りがいたしますな(笑)。
旧パリ証券取引所(現在のユーロネクスト・パリ)に上場される時
価総額上位40社の株価から算出されます。ドイツのDAXに次ぐヨーロッパでの重要株価指数です。
巨大金融機関BNPパリバや、誰もが知っているダノンやエルメスが組み込まれていますが
、筆頭はオイルメジャー、タトル。タトルの動向は原油マーケットに影響が出ることがあります。
また、コモディティに縁があるところでは、タイヤメーカーのミシュランや
自動車メーカーのルノーも構成銘柄です。英国と同様に植民地帝国だった名残か、
FTSE100の構成銘柄と同様にフランス国外に軸足を置いている企業が多いです。
我がサンワード貿易の近所にミシュランの日本法人がありますが、
神楽坂にフランス料理店が多い理由のひとつになっています。
身近なところにも意外な関係性があったりしますね。
オランダ
AEX
旧アムステルダム証券取引所に上場される上位25社から算出されます。
知名度の高いところでは、フィリップス、ユニリーバ、ハイネケンなど。
指数の重要度としては正直なところマイナーですが、フランスのCAC40と同様に
筆頭がオイルメジャーのロイヤル・ダッジ・シェルなので、ここに取り上げました。
PIIGS各国
欧州で債務過多で問題が多い国々の株価指数も、以前ギリシャ問題が
紛糾した頃は台風の目となることがありました。
現在はあまり話題にのぼることも少なくなりましたが、名前ぐらいは押さえておきましょう。
ポルトガル・PSI全株指数(別名・BVL総合)
イタリア・FTSE MIB
アイルランド・ISEQ
ギリシャ・ASE(アテネ総合指数)
スペイン・IBEX
トルコ
ウルサル100
別名では、イスタンブール100やXU100、ISEナショナル100とも。
日本語サイトでいちばんヒットしやすいのは。イスタンブール100かもしれません。
イスタンブール証券取引所に上場される銘柄のうち、
取り決められた基準で選ばれた100社から算出されます。
トルコリラ建てで計算されています。
南アフリカ
TOP40
ずばり読んで字のごとく、ヨハネスブルク証券取引所の上位40社から算出されます。
同国では貴金属、とくに白金の鉱山の動向が重視されますが、
外資系の鉱山会社の株式は現地でも上場されています。
これはトルコも同様ですが、新興国でのニュースというのは配信されまでに時間がかかり、
さらに日本語に翻訳されるまでには相当な時差を生じます。
その点、株価については情報が早いので、
以前に南アフリカの白金鉱山で大規模なストライキが発生したときには、
ニュースを待つより鉱山会社の株価を注視して交渉の進展具合を推測していた、という経験があります。
今回はここまでにしておきましょう!!
気になった方は注目してみてください☆
本日もありがとうございました!!
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