今さらだが、Softbank×Smapの新たなキャンペーン。

うまくいくかどうか、興味がある。


なぜなら、今までの「白戸家」キャンペーンは、

視聴者に「新規性×親近性」を与える上で、

非常に有効であり、それがCMの好意度に貢献していたと考えているが、

Softbank×Smapにすることで、その「新規性×親近性」が損なわれるからだ。


なぜ、「新規性×親近性」が重要かというと、

新規性:新鮮さ、飽きを防ぐ

親近性:親しみやすさ

という効果があり、CM好意度を高める上で重要な要素だからだ。

もっといえば、新規な刺激、親近性の高い刺激は、

いずれも人間が、生きていく上で求めている刺激であるため、

新規性と親近性を持つCMは本能的に好まれやすいのだ。


それゆえ、「白戸家」という家族を舞台にしたCMは、

シリーズ化することで、「白戸家」のメンバーに対する親近性と、

新しいストーリーの新規性の刺激を視聴者に与えることで、

好意度を高めていたと考えられるのだ。


しかも、白戸家のメンバーは、シリーズCMを作りやすいメンバーであった。

すなわち、スケジュールの過密度や出演料という点で、

何本もCMを作ることができる人選であったのだ。


それが、スケジュール的にも出演料的にも厳しくなるSMAPが起用されることで、

いままでのように何本もCMを作ることが、恐らくできなくなる。

そうすると、新規性の効果が薄れ、同じCMを何回も見ることになり、

CMに対し飽きが出てくると推測できる。

つまり、好意度が下がってくる可能性がある。


もちろん、SMAPの人気とインパクトによる効果は甚大だと思うが、

インパクトが大きいだけに飽きやすいとも考えられる。

それゆえ、新しい刺激を求める人間の本能が、

同じCMの繰り返しに耐えられるかどうか、興味深いのである。


Kanobo SALAの8人の北川景子モテ髪選挙!


http://www.sala-sala.jp/brand/sala-mote/index.html


SALAヘアワックスのバリエーションとその特徴を訴求するために、

8人の北川景子のモテ髪選挙として、髪型の異なる8人の北川景子のどれが、

一番モテそうか投票を行う企画を実施している。


■コミュニケーション上のポイント:

・SALAヘアワックスのバリエーションとその特徴を訴求

・ヘアワックスの違いがなかなかわかりにくい中、

 他のブランドとの差別化とSALAへの関与度向上が必要

  →注目率を高め、SALAの資産の一つであるオシャレなイメージを醸成するために、

    ターゲットからの人気が高い北川景子を起用

  →注目率と関与度を高めるために、「モテ髪選挙」という企画(アイディア)をつくり、

    WEBや屋外広告で展開


■学べる点

・偶然か、狙ったかはわかりませんが、

 注目率向上のため、「選挙」という時事ネタを活用

・「8人のモテ髪」「選挙」というアイディアが、広げやすいアイディアになっている

  例:8人のモテ髪

     →「8人のモテ髪ファッション」というテーマでWebサイトや女性誌とタイアップ

     →8人のモテ髪北川景子のそれぞれのサイドストーリームービー

     →「モテ髪」診断:ユーザーにとっては、どの髪型が良いか顔の特徴や髪質などから診断

    選挙

     →8人の北川景子のどれがよいのかをWeb上で討論

     →政見放送のように、各ワックスの良さをWeb上のムービーで8人北川景子が主張

     →「8人のモテ髪立候補」:SALAを使ってアレンジしたヘアを投稿。

                     応募者から抽選で「モテ髪デートコースプレゼント」    

映画「サンシャインクリーニング」のプロモーションが素晴らしい。

http://www.sunshine-cleaning.jp/sc/index.html


映画に出てくる「サンシャインクリーニング」という架空の会社をモチーフに、

・社内報:映画の情報

・社員証:Web上でダウンロードして割り引きに使用

・社員食堂:レストランとタイアップし、社員証を提示すれば割り引き

・クリーニングパック:ハウスクリーニングサービス業とタイアップし、割り引き

などの、企画を実施している。


素晴らしい理由としては、

「サンシャインクリーニング」という映画名・映画に出てくる会社名をコンセプトに、

それと関連のある企画を実施しているという点だ。

つまり、単なる賑やかしではなく、

その賑やかしに「サンシャインクリーングらしさ」が出ているため、

その賑やかしを通じて、映画に触れてもらい、

映画と関係性を築いてもらうことができる仕掛けになっているのだ。


それゆえ、サンシャインクリーニングのプロモーションは、

単なる賑やかし以上に、映画に対する消費者のコミットメントを上げられるという点で、

素晴らしい企画だと思う。