不登校・ひきこもり経験者の早期回復、自立支援 - カナダ留学の"サンシャインプロジェクト" スタッフからの手紙 -29ページ目

不登校・ひきこもり経験者の早期回復、自立支援 - カナダ留学の"サンシャインプロジェクト" スタッフからの手紙

自然あふれるカナダを舞台に、不登校・ひきこもり経験者の回復、自立支援に向け立ち上がった"サンシャインプロジェクト"。これまで多くの参加者が自分の才能を発見し、進学・就職と次の道へ進んでいます。プロジェクトへの思い、現地レポート、体験談等をお伝えします

色々な教科を取ったけれど、どれもこれも依存症の根本的原因を追究した理論に出会うことができないまま、月日が流れていきました。

そんな半ば諦めかけていたときに、心理学の歴史という必修教科を取ることになったのです。

歴史が苦手な私は、この教科を一番後回しにしていました。ただ、その次のレベルの教科を取るためには、心理学の歴史を取る必要があったんですね。

そこで、出会ったのが Dr.Bruce Alexander 教授。笑顔がやさしい気さくな人です。

ただし、授業内容といったら、それまで自分が取った講義のトップ3に入るほどの難しさでした。

まず、哲学。ただ覚えて答えられるテストなら何とかなるのですが、このクラスはとにかく、学生に考えさせます。考えすぎて、頭が痛くなるなんて経験したのはこのクラスだけでした。論文も先生を説得しなければいけないんです。厳しい突っ込みをしてくるし、は~って思うような質問だったり、カナダ人のクラスメイトもガンガン悪い成績をとっている中、もう必死でしたね。

そんな大変な授業ではあったものの、数週間が過ぎたくらいから、どうやらこの授業に慣れてきたようです。実は、私自身も考える事がとても好きなのに気がつきました。そうです。ずっと依存症の根本的原因を探していたのですから!

授業をこなしていくにつれ、どうして哲学や社会的な環境の歴史をその授業で学んでいるのか分かってきました。教科書にしても、読めば読むほど納得できます。教授も助教授も、本当はものすごい大事なことを言っているということが、なんとなくながら見えてきました。

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-------------------。話を戻しましょうか。

最初の2年間は、とにかく大学に慣れるのに必死でした。本当に勉強しました。でも、自分が興味のあることだったので、頑張ることができたと思います。ただ、依存症に関しては、自分が求めているものに出会うことができませんでした。

それからしばらくして日本で問題があって、両親からの資金援助が難しくなり、大学の途中でしたが勉強を断念して日本に帰国することになりました。

日本に戻って仕事を始めるとき、カレッジ時代に専攻した数々の知識が役に立ちました。当時は「婦人警官になるのに関係ない教科を何で取らないといけないんだろう?」と思っていたものです。(笑)特にビジネス英語とコンピューターは社会に出てからも使えるものでした。おじいちゃんと一緒にコンピューターの勉強をやっておいて良かったです。

日本には当初1年だけのつもりが、実際カナダに戻る事ができるようになるまで4年かかってしまいました。一番この4年間が辛かったと思います。

やっとのことでカナダに戻り、サイモンフレーザー大学で久々の講義に戻ったときは、思わず泣いてしまいました。それも束の間、色々とやらなければいけないので、また必死に勉強の生活が始まったのです。

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カレッジに比べて、4年制の大学は通っている学生の意識が高いことが初日ですぐにわかりました。

使う英語の質も上、考え方も複雑、出だしからこれやってけるかな? なんて状態になったものの、まぁやれるだけやろうと心に決めて取り組みはじめました。

大学入学当初から、バレーボールはカレッジの時と同じように体育会には入らずに趣味程度にして、あとは色々な友人と知り合って交流をしながら、自分の価値観も磨いていければいいなと考えていました。

サイモンフレーザー大学は、世界66カ国と交換留学をしています。絶対的な留学生の数はわずか5%と少ないのですが、留学生の会はとても良いものでした。本当に色々な国から集まっていて、友達が全然いなかった私を快く受け入れてくれました。

初めて挨拶したのは、ユーゴスラビアからきたジョージ君とナターシャちゃん。今でも連絡を取り合っているんです。もう10年の友達ですね。

他にもギリシャ、ロシア、ドイツ、スイス、ベルギー、フランス、カナダ、インド、スウェーデン、中国、台湾、オーストラリア、アメリカ、イギリス、グァテマラなどなど、色々な国の人々に出会うことができました。毎週友達の家でみんなで集まってパーティー、ハイキング、映画鑑賞、料理クラブ、そのほか本当に色々なことをしました。

いまさらながらに感じることは、このときに本当に色々な国籍の人々とあって、色々な価値観、生活習慣、伝統、文化、社会観に触れたことが、今の自分にとってダイヤモンドより価値があるものになったと実感できることです。

国際的なビジネスを通しても、大学時代の経験が一番役に立っています。

まずは信頼されるだけの会話力、自分の意見をきちんと主張できる価値観、どんな文化も受け入れられる柔軟性。国際ビジネスで一番大切なのは、信頼関係だと思います。

私が常日頃「人間力」と呼んでいる力なのですが、これってただ勉強ができるっていうだけでもつかない力なんですね。机の前で勉強しているだけでは身につかない、色々な人々との出会いから培われるものです。

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