ル・コルビュジエは建築は好きですが、彼の絵画は好みではなかったのですが。
この展覧会で一つだけずっと見続けたのがあります。
それでポストカード買って帰ったのがこの絵
『行列」
同じドローイングを2点ほど飾っていました。
一つはいわゆる素描で、色なし。
そしてもう一つはこの素描に色を配したもの。
絵とは全く関係ないリズムで配された赤。黄色。青。緑。
そこには奥行きとリズムが生まれて生き生きとした空間が見えてきました。
今私はずっと家のことを考えていて
この試みがとっても考えさせられました。
ワントーンでまとめるのは無難ですが
モノトーンの世界に散りばめられた色がこれほど空間を心躍らせるものになるとは。。
こういうところが
ル・コルビュジエなんですね。
ル・コルビュジエは20世紀を代表する建築家として広く知られていますが、数多くの美術作品を残したアーティストでもありました。本展ではル・コルビュジエのすべての創作活動の根底にあった、絵画への情熱を感じとっていただけるよう、油彩や素描等を多数展示し、美術作家としての側面を紹介いたします。世界有数の所蔵数を誇る大成建設ル・コルビュジエ・コレクションを是非この機会にご高覧ください