デ・キリコ展 | sunshineのブログ

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難解だとか、謎解きだとか言われているデ・キリコ

ギリシア生まれのイタリア人

父親の死後、教育熱心な母親に連れられて当時最先端だったミュンヘンに住み

ショーペンハウアーやニーチェの哲学、アルノルト・ベックリン、マックス・クリンガーらの作品に触れ、大きな影響を受け、その後「形而上絵画」の分野を確立し

ローマのスペイン広場にある邸宅で90歳で亡くなられました。

 

難解だと言われる所以は「形而上絵画」

ここはチャットGPT先生にお願いします

形而上絵画(Metaphysical Painting)は、20世紀初頭にイタリアで生まれた美術運動で、主にジョルジョ・デ・キリコ(Giorgio de Chirico)とカルロ・カッラ(Carlo Carrà)によって発展しました。この運動は、現実を超越した、夢のような、不思議で謎めいた空間や場面を描くことを特徴としています。

形而上絵画の主な特徴は以下の通りです:

  1. 不自然な遠近法と光影の使い方

    • デ・キリコの絵画には、不自然な遠近法や光と影の扱いが見られます。これにより、現実とは異なる、神秘的で不安感を引き起こす空間が生み出されています。
  2. 静寂と孤独感

    • 形而上絵画は、人影が少なく、広々とした広場や建物が描かれることが多く、静寂と孤独感が強調されています。
  3. 謎めいたモチーフ

    • 人形やマネキン、古典的な彫刻、古代の遺物などのモチーフがしばしば用いられ、それらは現実と夢の境界を曖昧にし、鑑賞者に思索を促します。
  4. 異質な組み合わせ

    • 普通では見られない物体の組み合わせや配置が行われ、異質な感覚を強調します。これにより、現実の論理を超えた世界が描かれます。

形而上絵画は、その後のシュルレアリスム(超現実主義)にも影響を与えました。デ・キリコの作品は特にシュルレアリスムの画家たちにインスピレーションを与え、夢と現実の境界を探求するアートムーブメントの先駆けとなりました。

 

形而上絵画の代表的な作品としては、デ・キリコの「愛の歌」(1914年)や「謎と不安の通り」(1913年)などが挙げられます。

 

 

チャットGPTの解説にそって今回の展覧会の絵画を見てみると

 

1、不自然な遠近法

2、静寂と孤独感

を総合したのが

 

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バラ色の塔のあるイタリア広場

 

でしょうか

 

 

3、謎めいたモチーフ

マヌカンシリーズです。

 

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形而上的なミューズたち

 

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不安を与えるミューズたち

これは、1、2、3の統合ですね

 

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ヘクトルとアンドロマケ

 

4、異質な組み合わせ

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オデュッセウスの帰還

 

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燃えつきた太陽のある形而上的室内

 

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瞑想する人

この絵は、瞑想する人というタイトルなのに

煩悩だらけやん!!おもろーーって思ってポストカード買って帰りました。

 

最後にデキリコの邸宅美術館の写真がありました。

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絵画はなんだかややこしくて面白いのに

部屋に飾ると統一感があって素敵に見えるのは

さすがですね。