ずっと受講したいと思っていてやっと受講したのですが、めっちゃ熱い講義でした。
青山先生の持論は(長いですが、一応自分的にはまとめたつもり↓)
芸術とは、個人的、主観的な単なる好き嫌いのレヴェルを遥かに超えたものであって
普遍的にして哲学的な内容を持ったものであるが故に、芸術を見るためには
その内容についての知識が不可欠なのであり、その内容をまずは知るということこそが
見方の第一歩なのです。
芸術はそれが芸術の名に値するものであるならば、普遍的な性格を持っているのです
そうであるが故に、芸術についていわゆる「目利き」がいるわけですし、
「目利き」は直感的な判断を下すかもしれませんが、
しかしそれは単なる自分の好き嫌いによる判定なのでは全くありません。
そしてそのような好き嫌いを超えた判断が、
直感的ではなく、理性的、分析的になされる時、
その判断は学問の領域に属することになります。
学問とは、主観的な好き嫌いの感想を心の赴くままに表明することではなく、
客観的で普遍的な構造を理性的、分析的に改名しようとすることであり、
まさに芸術はーそれが芸術の名に値するものである限りー
主観を超えた普遍性を持っているものです。
芸術について考えるということは、
個々人の趣味や「好み」についてあれこれと言わずもがなのことを言い立てることではありません。
また、作品を前にして湧き上がる自らの主観的な思いを吐露することでもありません、
そのようなーどうでも良いー小さなことではなく、
もっと大きな世界大のことに関わることなのです。
個々人の主観を超えた普遍的で根本的なことについて考えることなのです。
本来芸術というものは世界の本質に深く関わっているものなのです。
政治的なもの、社会的なものをますます豊かに含んだ、
世界の総体に関わる豊かな完成体であるのです。
という先生の持論で講義が進むのですが
勉強してもしても足りない講義でした。
ラスコーの壁画もパルテノン神殿も、私、行きました。
ロマネスク様式、ゴシック様式もいやっていうほど見ました。
あとは衝撃のデューラーの「1500年の自画像」の解説
流石にルネサンスあたりになると自分としても理解はありましたが
ゲルニカや村上隆の五百羅漢などは
見たことあるのに
上っ面ばかりを追っていた私です。
難解である現代芸術も解説してくださり
クリストとジャンヌクロードの包む作品の意義も目から鱗でした。
大好きな芸術を
鑑賞するときの真の視点を勉強させていただきました。
ありがとうございました。
ところで理解できてるかな?
それはテストの結果次第ということで。。。
放送大学の「日本美術史」も永久保存版の素晴らしい授業でしたが
「西洋芸術の歴史と理論」もいいです。
芸術って自分で本を読んで勉強するとしても
どっから取り掛かったらいいねん
って感じですが
この講義を受講したあとは、自分で勉強を進めていけばいいんです。
芸大の科目履修生とはまた違った面白さでした。
実は先生は
「舞台芸術の魅力」という講義も持たれていて
後期で取ろうかどうか悩んでいますが
先生の専門はディドロなんです。ディドロかあムズイ。
試験の平均点から鑑みても、手強い教科になりそうです。
噂によると先生はそろそろ放送大学をお辞めになるとか
残念でなりません。