宝塚 雪組
arasuji
19世紀初頭のドイツ、
ある貴族に5人の子息がおりました。
彼らはロスチャイルド家を手本として、長兄を中心に鉄道を敷くことを夢見ていました。
惣領以外は、官僚、軍官、役人、音楽の道についており
(これは、イギリスの貴族階級と同じかな。ドイツのことはよくはわからないけど
イギリスは長男以外は爵位を継げない、フランスは子供であれば爵位は誰でももらえるのとはえらい違い。)
鉄道を敷くことを夢見る惣領の為に、一致団結する兄弟。
金銭的な問題やら
異母兄弟の問題とか
資金を調達するために土地を売るけど、小作農は守るとか。
魔女の話とか
忍び寄る戦争の足音とか
産業革命のイギリスの影響とか
そして近代になって構築された株式会社とか
色々紆余曲折あるけど、大円団。
綺麗事だらけだけど、そこは宝塚だし
色々なものがいっぱい詰まっていて、とても面白いお話なんです。
魔女の話はハーブなどで薬を作っていた話をイメージしていますし。
バイオリン奏者を目指している女性は、女性だからその仕事には就けない
だけど、彫金という別の活路を見つける。
あと金持ち市民階級で自負の高い女性はその高慢さを揶揄されるが最後はかっこいい。
農民を守りながら領地を売る領主はなんとなく、「戦争と平和」を彷彿とさせるかな
舞台の間中とっても楽しめました。
多分
私は、恋愛中心とか革命とか
自由を求めるとか
そういうお芝居より、人間臭い筋書きが好きなんでしょうね。
宝塚で、自由が欲しいとかいうセリフを聞くたびに
自由には責任が伴うんだぞ
と呟いている私です。
ショーはちょっと昭和っぽかったかな。
個人的によかったのは縣千さん
お芝居は知的で学がなくても資質のよさをきちんと演じていたし
ショーでは、背中で踊るシーンの背中の使い方が抜群で
オラオラ感も満載、ずっとオペぐらで追っていました。
もちろん、トップの咲ちゃんも二番手のあーさも素敵で
雪組さんいいじゃあん。
desu
咲ちゃんのショーで使った衣装
まぁ様が、A motionで着た衣装でしたね
もう懐かしくて涙がちょちょぎれそうでした。
でも、まぁ様の衣装は咲ちゃんくらいしか合わないのでしょうかね。
この衣装です
ところで、ちょっとだけ毒吐き
私、そらのこと好きです。
ずっとそらのファンでした。
でも今回はちょっと残念。
歌も芝居もダンスもいいんですよ。
でもね、うまいから、ずっと見てきたから、手抜きに見えちゃうんです。
おい、本当はもっと足上がるんちゃう!!もっとジャンプできるでしょ。
って感じです。
例えば、星のまこっちゃんなんて
組子の誰より匠なんだけど、トップなのに誰より、歌って踊って飛ぶ。
そのパッションがファンを惹きつけているんですよね。
そらは、今回はもしかして演出どうりにしているのかもしれないけど
かつて、黒天使をしていた時
翔くんを初めダンサー揃いの中でも、ぬきんでいようと、キラキラしていました。
ウエストサイドストーリーのアニータは本当に魂の踊りでした。
その時のそらと比べるのは、なんでしょうが
どうしても、手抜きに見えてしまう。
なんか、そらの事書いていながら
自分のことも顧みてしまいました。
ミュージカル・ロマン
『Lilac(ライラック)の夢路』
-ドロイゼン家の誇り-
作・演出・振付/謝 珠栄
イギリス産業革命の影響を受けて目まぐるしく変化する19世紀初頭、ドイツ。プロイセン王国のユンカー(騎士領所有の貴族)であり、今も尚騎士道の精神を受け継ぐドロイゼン家。その広大な領地には、春になるとライラックの花が咲き乱れている。ドロイゼン家の長兄ハインドリヒ・フォン・ドロイゼンは、金融王ロートシルト家(世界的富豪ロスチャイルド家)を築いた5人兄弟のように、ドロイゼン家の5人兄弟も一丸となって、新しい産業である鉄道産業を発展させることを夢見ていた。
ある日ハインドリヒは、音大生の末弟ヨーゼフから、音楽家志望のエリーゼを紹介される。勝気で利口なエリーゼと些細なことで衝突しながらも、二人は次第に惹かれ合っていく。さらに、エリーゼの幼友達・鉄工職人のアントンとの出会いによって、ドロイゼン家による鉄道事業の歯車がまわり始める。
鉄道産業の設立こそ、ドイツ諸邦の発展と統一に繋がると信じるハインドリヒ。それは、5人兄弟が力を合わせることによって事業を成し遂げようとする姿とも重なっていく。兄を尊敬しながらも反論する官僚の次男フランツ、三男ゲオルグより告げられた亡き父親の噂、融資銀行の思惑や国からの圧力等、様々な問題がハインドリヒにのしかかる。しかし、それらを乗り越える時には、いつも兄弟の力があり、エリーゼの愛があった。
雪組新トップコンビ、彩風咲奈と夢白あやの大劇場お披露目公演としてお届けする、浪漫溢れる物語。
ファッシネイト・レビュー
『ジュエル・ド・パリ!!』
-パリの宝石たち-
作・演出/藤井 大介
華やかでありながら妖しい美しさも秘めたパリの街。人々を魅了するパリの名所をテーマとした、ドラマティックな場面の数々で綴るレビュー作品。宝石のような煌めきを放つ、彩風咲奈と夢白あやの新トップコンビを中心とした雪組生たちが、華やかなパリの夢を詰め込んだ魅惑の世界をお届け致します。なお、宝塚大劇場公演は、第109期初舞台生のお披露目公演となります。



