パテックフィリップ展
見所は
パテック フィリップが細心の配慮を注いで保護育成してきた希少なハンドクラフト技術(七宝細密画、クロワゾネ七宝、手彫金、細密な木象嵌、手仕上げのギヨシェ装飾、ジェム・セッティング)も展示される。40点のユニークピースとリミテッド・エディション(ドーム・テーブルクロック、懐中時計、腕時計)には、日本の文化、その豊かな芸術性、および先祖代々伝えられた技術・ノウハウがインスピレーションを与えている。また見学者の目の前で職人たちによる作業の実演が行われる。
このマシーンは、足で操るんですね。
そりゃそうですね。一歩間違えば指を落としそうですから。
いわゆる旋盤です。
のみを持つ右手は固定
台座を動かして彫金していくんです。なんか意外でした。
このアール・デコのネックレス時計はアクセサリーとして使用された写真がありました
世界最古のペンダントウォッチ
ビクトリア女王の時計
実はこの時計ちょっと面白エピソードがあります。↓
パテック, フィリップ社として新たなスタートを切った1851年、ロンドン万国博覧会に世界初となる鍵なし懐中時計を出品し、金賞を受賞。小さな鍵のような道具を用いてゼンマイを巻き上げる懐中時計しか存在していなかった当時、従来の不便な「鍵巻き式」に終止符を打つという偉業を達成したのです。
フィリップが発明した、ゼンマイの巻き上げと時刻合わせをリュウズで行うという機構を駆使し、時計を飛躍的に進化させました。以降パテック フィリップは、この革新的な機構を生かしながら次々に傑作を創造し、栄光の歴史を歩み出します。
ロンドン万国博覧会の出展作品のうち、ブルーエナメルを施した懐中時計は、若きヴィクトリア女王に献上されました。それはブローチのようにドレスに留めることができる可憐なデザインで、裏蓋にダイヤモンドで花モチーフが描かれたもの。女王は会場に飾られていたエナメル装飾の別のペンダントウォッチもいたく気に入り、自ら購入したという逸話が残されています。
品格にあふれたパテック フィリップの懐中時計は、ヴィクトリア女王を筆頭に王侯貴族をはじめ、チャイコフスキーやワグナー、キューリー夫人、アインシュタインなど、稀代の芸術家や科学者たちにも愛されていたともいわれています。
パテックフィリップ社としては、写真の真ん中にある最先端の時計を女王に買い上げいたかったのに
女王が気に入られて購入したのは、写真の右の時計(現在はジュネーブの美術館にあるそうです)。仕方ないので、真ん中の最先端リューズ時計は女王に献上したそうです。
これが献上品
着画のイメージらしいです
パーツ見本
設計図
この時計は音が鳴るんです。
昔の王侯貴族の屋敷は暗かったので
音で時間を知らせる必要があったそう。
そして
時間を知らせる音と分を知らせる音を分けていたそう。
買えやしないけど
この女性用の防水時計夏向きでいいですね。
一眼レフを持ったメカ大好き男子も、ため息つく女子も
無料なのに見応え十分のパテックフィリップでした。