古典ウエストサイドストーリーをなぜ、スピルバーグが映画化したのか
不思議でなりませんでした。
映画を見始めて最初は
ダンスシーンはかっこいいけど、内容が古いなあと思い、
やはりなぜスピルバーグがこれを撮ったのか謎は深まるばかりでした。
ですが、途中のこのセリフに答えを見出した気がしました。
「ここでしか生きられないんだ」
望まれて産まれたわけではない青年達は、
その日を生きることが精一杯で、
仲間を作ることで連帯感を持ち、
再開発が進む街で、
陣地争いを繰り広げている。
これって人類普遍のテーマじゃないの
戦争という名の陣地争いのこと!
戦争によって不利益を被るのはいつも弱者。
ウエストサイドストーリーは
ベースストーリーはロミオとジュリエットです。
英語圏の学校の授業で
ロミオとジュリエットはジュリエットの成長の物語だとある先生が言っていました。
でも、それだけじゃあないテーマも隠れていたのですね。
流石にオリンピック中は休戦モードでしたが
紛争は絶えません。
人類の歴史は戦争の歴史。いつかピリオドがあることを望みます。
ところで
映画について
トニー役のアンセル・エルゴートってどこかで見たことある顔って思っていたら
なんと、我が家のメンズ達が大好きな映画、「ベイビー・ドライバー」の人!!歌えるんだ。
そしてなんといっても
アニータ役のアリアナ・デボーズのダンスが圧巻!!

