また行ったのかと言われそうですが
着物展の後期に行ってまいりました。
思った以上に前期後期で着物の入れ替えがあり見応えがありました。
前期は袷の着物が中心で、豪華絢爛な刺繍や今はなくなってしまった手わざに痺れたのですが
後期は、単衣や上布が中心で、暑くてたまらない灼熱地獄の関東平野には目にも涼やかで
楽しませていただきました。
後期もどうしても行きたかったのは、これが見たかったため
京都国立博物館蔵 重要文化財 帷子 濃茶麻地菊棕櫚模様帷子
麻に縫いじめ絞りと鹿の子絞り、刺繍で模様を表した夏の衣装。
菊と棕櫚の葉を合わせてデザインされています。
なぜこの着物かというと
この文様とは知らずに偶然、今年岡分織物さんの帯を求めていました。
先日出来上がって来ました。
織疋田 絞り
一目で気に入り、格調高い柄と、写真ではうまく伝えられませんが品のある色合い
訪問着でも付下げでも色無地でも調和する存在感
そして可愛い(ここが大事です)
(私はいつもかっこいい着物を勧められますが、可愛い着物が大好きです)
本当に一目惚れでした。
ですので清水の舞台から飛び降りました。
手術を控えているのにこんなものを買っていたのかと言われそうですが
この帯をいつか締められますようにとの願いも込めました。
(あ、手術から3ヶ月すぎて着物着れるようになりました。帯をしめて色々とお稽古しても大丈夫になりました。)
菊の文様ですが意匠化されているので夏以外は通年閉められそうです。
本袋、筒で仕上げてもらいました。
まだ仕上がったばかりですので、今年の炉開きか初釜には、
もしあれば息子の卒業式に(行くんか?)ぜひ締めてみたいと思います。