夜8時半。
お店の2階を貸しきってパーティが始まった。
50人集まった。
私は友達のNとSと一緒に居た。
せいちゃんは主催者なので、
私達に挨拶も早々に他の人の所にも回って行った。
でもやっぱり逢えて嬉しい。
「くるみ」って言ってまるめた紙で頭をポンって叩いていった。
それだけで、やっぱり来て良かったと思った。
この時、もうまこっちゃんのことすっかり心から離れてた。
席はくじ引きだったから友達は皆バラバラに。
私の席には女の子1人、男の子5人が既に座ってた。
まじでここ座んの??どうしよぉ…。
すごい戸惑ってた時、ひとりの男の子に見覚えが。
それは春の陣(春の陣) でせいちゃんと一緒に居た男の子、Fくんだった。
そしてその横にはせいちゃんの友達で一度逢ったことのあるRくんも居た。
久し振りに逢えたのと、知ってる子が居たので
安心して嬉しくて話もお酒も勧んだ。
そして…気づけば相当酔っぱらってた。
結局私の居た席には内輪が集まって、てんやわんやで飲んでた。
時々せいちゃんもこっちにやってきたりした。
Fくんは私の気持ちを知ってるから、
色々せいちゃんのことを話してくれる。
こうやってまた皆で居れることが嬉しくてしょうがなかった。
1次会が終わって、潰れた友達のSをRくんが送って行ってくれた。
結局なぜか残ったのは、50人居た中でせいちゃんと私とFくん。
Fくんはせいちゃんに飲みに行こうって誘ってくれた。
風邪気味やからって断るせいちゃんを無理やりショットに連れて行った。
でもとにかく私は一緒に居れて嬉しい。
酔っぱらって、何かウダウダせいちゃんに言ってた。
電話しても出ないとか、もう振られてるし、とか…。
今考えたらかなりうざいなぁ…ってこといっぱい。
でもせいちゃんはいつもはっきり嫌とは言わない。
それが私の諦めの悪さを増加させてることわかってるハズやのに。
酔った気分の中でたびたび困った顔をするせいちゃんが見えた。
結局私はその日Fくんに送ってもらうことになった。
最後にもう一回せいちゃんに何か言ってた、私(´ヘ`;)。
相当、呆れてたと思う。
車に乗った私に、
「ちゃんとせいちゃんと話できたか?」
Fくんは聞いてくれた。
そこでせいちゃんからFくんに電話が。
今日はありがとうとかそんなことを話してたと思う。
Fくんはまた気をきかせて、
「せいちゃんちまわってくか?」って私に聞いてくれた。
「くるみ連れてせいちゃんち行く」ってせいちゃんに電話で言ってたように思う。
でも、はっきり聞こえなかったけど、
「もう眠いから。」みたいな答えが返ってきてた。
「もぅいーよ、Fくん。」
これ以上、困った顔を見るのはつらいよ。
私にはせいちゃんを動かせない。
それから何か話をしながらFくんは私の家に向かった。
何を思ったか、私は右手をFくんに差し出してた。
Fくんの左手は私の手を握りしめた。
「これ、何?」
Fくんが聞いた。
「手、繋ぎたかっただけ。」
なんでその時、そうしたのかわからない。
なんでそうしてしまったんやろう。
酔ってた?
寂しかった?
つらかった?
好きやった?
忘れたかった?
その日、Fくんと朝まで居た。