「せんきょ」
きのう、おとうさんがせんきょのことをはなしてました。「おれは◯◯にいれるんだ」おとうさんはそのりゆうを、あいつにいれるとおれがとくをする」といってます。
「おとうさん、じゃあみんなでそのひとにとうひょうするといいね?」わたしはそうおもいました。「ああ、そうだな。となりのうちはちがうらしいがな」おとうさんはいいます。
「え?じゃあみっちゃんのおとうさんはとくをしないの?」「そりゃあしかたないだろう。それぞれかんがえかたはちがうんだからな」
へえ、そうなんだとおもいましたが、みっちゃんちもとくをしないと、おとうさんのうってるやさいがうれないんじゃないかとおもいました。
よのなかってふしぎだなとおもいました。
たまにうちのおみせにやさいをかいにくるおにいさんがいいました。
「はなしをきいて、ここちよくなれるひとにとうひょうするんだ」って。
へえそうなんだ。おにいさんはとくをしなくていいのかなあ とおもいましたが、そんなことはきいてはいけないきがして、きけませんでした。