『マッカーサー・パーク』 は
多くの人がカバーしていますが
ドナ・サマーのディスコバージョン (1978) が
一番知られています。
日本人からすればなぜマッカーサーなのか。
そこに何か意味はあるのかと気になりますが
特別に意味はありません。
実際にロサンゼルスにある公園で
作者のジミー・ウェブが
恋人とデートを重ねた思い出の場所で
その時の経験から曲を作ったということです。
スケールの大きい曲なので
広々としたグラウンドのような場所を
イメージしていましたが
写真を見ると大きな池とそれを取り囲む木々
歌詞の中にも出てくる鳥たちが集う
自然の豊かな街中公園です。
Someone left the cake out in the rain
に象徴されるように
全編にわたる奇妙な比喩は
アメリカ人ですら意味がわからないといいます。
J-POPでも意味わかんない曲
いっぱいありますから
さして重要ではないのでしょうね。
ジミー・ウェブは
インタビューで歌詞について聞かれて
〝曲の中で語られている全てのものは
自分が実際に見たものだ〟と答えています。
雨の中に置き忘れられたケーキ
木の側でゲームをする老人たちなど
それらは象徴的な意味であり
恋愛の終わりを表していると。
ケーキは二人の甘い愛の生活の比喩だとありました。
あっ、これは大ヒントじゃないですか。
Someone left the cake out in the rain
I don't think that I can take it
'Cause it took so long to bake it
And I'll never have that recipe again
この節は3回繰り返されるのでこの曲の要ですね。
直訳すると…
誰かがケーキを雨の中に置き忘れていった。
私は持って帰らないだろう。
(もう我慢できないと言う意味にもとれる)
ケーキを焼くのには時間がかかったし
(もう一度作ろうと思っても)
レシピを手に入れることができないのだから
これをふまえて私が勝手に解釈しました。
(雨で崩れてしまったケーキのように)
みじめに潰えた私たちの甘い生活。
もう元にはもどらないだろう。
あんなに時間をかけて築きあげたのに
やり直すすべはわからないから。
歌いっぷりに合っているでしょうか?
ドナ・サマーから遡ること10年
オリジナルを歌ったのが若かりし頃の
リチャード・ハリスです。
パワフルなドナ・サマー版とは対照的に
オーケストラをバックにして
哀愁のあるメロディを切々と歌っていて
こちらは胸に沁みます。
※ リチャード・ハリスは『ハリー・ポッター』
シリーズの初代ダンブルドア校長です。

