季節限定の曲ってあるけれど
これはまさに今の時季、夏の終わりの曲。
チューリップの「風のメロディ」(1976)
私は初期の姫野さんがボーカルだった頃
キラキラした少女漫画みたいに輝いていて
ものすごく流行っていたので
自分から遠ざけていました。
(私はあまり人が知らない曲が「好き」なんです)
友だちに教えてもらったこの「風のメロディ」は
マイナー(短調)の曲で
すごく気にいって何回も聴きました。
イントロのギターは不穏な感じがするし
胸騒ぎのする不思議なメロディで始まります。
この曲の魅力を説明するのは難しいけれど
音楽やっている人に言わせれば
コード進行が秀逸だそうです。
チューリップは財津さんと姫野さんの
二人がボーカルだけれど
二人の声質はだいぶ違うと思う。
財津さんはハイトーンボイスで
曲によっては哀愁を帯びているし
姫野さんは甘~い声で、いかにも一般受けしそう。
でもこの曲は二人の掛け合いの部分が
いい感じに混じり合っています。
歌詞は特にひねったワードは出てこなくて
いかにもひと夏の恋、アバンチュールを
歌っているとわかります。
そんなに感傷的でもなく
比較的短い曲で
あっさりと切り上げて余韻を残しているのが
時を経ていつ聴いても新鮮だし
色あせない理由ですね。


