まろ眉とは…
眉頭にしか毛がなく眉尻が薄い眉のことで
お公家さんのような形でなくても
薄い眉はまろ眉と言っています。
エピソード①
女子職員6人で会議室に集まって
資料整理をしていた時のこと。
机は口の字の形に並べて
下を向いて黙々と仕事やっていました。
私の正面のN子さん。
いつもはきれいに細く眉を描いていますが
その日は描いていないことに気が付いて
私は「教えるべきかどうか」迷いましたが
ちょっと遠慮があって黙っていたのです。
N子さんは突然「キャーッ」と叫びました。
手鏡で自分の顔を確認したのでしょう。
「今日眉描くの忘れていた。
可笑しかったよね。変だったよね」
とショックな様子。
たぶん他の人も気づいていたはずなのに、後輩たちは
「いいえ、全然気が付きませんでした」
「全くわかりませんでした」
ぶるぶる頭を振って全否定していましたよ。
そういう私も朝はあまり目覚めが良くないので
失敗が一度ありました。
エピソード②
職場にはいつも始業15分ほど前には
着いていました。
洗面所に行こうと廊下を歩いていたら
同僚のM子が向こうからやってきます。
M子は朝が苦手らしくいつも不機嫌に
俯いたまま通り過ぎるのですが
急に顔を上げかっと目を大きく見開いて
こちらをじーっと見ているではありませんか。
(何?何?どうしたの?)
洗面所の鏡で確認すると
あーやっぱり眉描くのを忘れていました。
ポーチの中からペンシル取り出して急いで描きましたが
そんなに変だったかな。
もともと薄い眉なので
メイクといってもほんの少し描き足すだけだし
前髪も垂らしてはっきり顔が出ないようにしているのに
そんなに驚くほどでもないと思うけれど…
まあ、でも顔を合わせたのは彼女一人だし
いいかな-ですませました。
エピソード③
以前の女性上司でおかっぱボブが
定番ヘアスタイルの人がいました。
前髪は眉の下で横一直線で切りそろえられ
彼女の眉毛を見た人は誰もいませんでした。
誰かがそれとなく「眉毛どうなっているんですか」
とたずねてみたら
「私の眉はすごいのよ」と意味深な答え。
謎が深まるばかりですが
ある日建物から出たところで
私は彼女とばったり出くわしました。
その日は、風の強い日。
前髪がふわっと風で舞い上がり…
中はりっぱな麻呂眉でした。
エピソード④
「私は今まで眉を描いたことなんてない!」
と強気で言うのは黒々とした立派な眉を持つS子です。
私は彼女の両親の顔知っていますが
お父さんの顔はハッキリとした濃い顔。
お母さんは優しい顔です。
彼女はお父さん似でしょうね。
お母さんは誰よりも朝早く起きて
いつも身だしなみをきちんと整えているそうです。
「私はお母さんの素顔見たことないの。
起きた時にはいつも化粧しているわ」
お父さんに素顔を見せないなんて主婦の鑑ですね。
うす眉、まろ眉の女性は朝起きたらまず「眉毛」です。
何はなくとも、ファンデを塗らなくてもまず「眉毛」。
起きたままの顔で外に出られる人がうらやましい。



