母に無性に会いたい
10年前の大震災の時にもおもったけど、今も無性に母に会いたくなった。
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結局の所、母はしっかりしていた。ちっともボケていない。ただたまに「あぁそうだったわね」って、誰かに肩を叩かれて目が覚めるって事が必要なんだなって事を知った。
近くに住む姉がとにかく出好きで、いままではソレが有り難く、良く母を連れ出してくれていたんだけど、今の自粛生活でウズウズしているのは母ではなく、姉なんだって事がよくわかった。今回のお出かけを聞いた私は母に「え、この期に及んででかけるの?県を跨ぐの?非常識なんじゃない?去年の今頃じゃないし、私は日本の状況がイマイチわからないからこれ以上何も言えない。自分はコロナに罹っても良くても、他県の人の事を考えた方が良いとは思いますよ。』で終わりにしていたんだけど、母はこれでハッと目が覚めたらしい。それで自分から長女に電話して、『お母さん、やっぱり行くのやめるわ』って言ったらしい。そしたら姉が『またSchatziに言われたからでしょ?なんであれこれあの子に言うのよ!』ってご立腹になられたらしい。
母は、『もちろんSchatziにはなんでも話すわよ、私の娘なんだから。当たり前じゃないの』と。そしたら姉に『お母さんは口が軽い!』って窘められたそうだ。そこで母は【この子は今第二の結婚生活(単身赴任帰りの夫との生活)と、長男の結婚が済んだこととかが相まっていっぱいいっぱいになってるな】と感じ、それ以後スパッと電話を切ってそっとしておいているらしい。
さすが私の母だ!ママ偉い!未だにその辺の機転が働く。86歳、よく頑張ってる。ボケてない。
何年あの子の母親やってると思ってるのよって言われた。さすがだ。母:『最近はグランドゴルフにもあまり出かけないし、人とかかわらなくなってきてるし、TVからのインプットばかりで自分で考えることが滅多にない。だから今回みたいにお姉ちゃんに誘われたら「そうね~、いっちゃおうかな~」って思っちゃったわけよ。やっぱりあなたに話して良かったわ。他人の意見を聞いて自分で判断するって滅多にないから今回は助かったわ』と。
「昨日ね、岡江久美子さんの1周忌だったんだって。バクちゃんがインタビューに答えてて、遺体がビニールに入っていて、顔の所だけ透明だったんだって。それで、君は死んでも綺麗なんだなって言ったんだって。ママはすっかり忘れてた、去年この話聞いて思ったんだわ、自分がコロナに罹って死ぬのはいいけど、ビニールに入って誰にも会えなくて火葬場に連れていかれるなんて嫌だわって。コレ忘れるところだった。1年がんばったんだから、Schatziちゃんが帰ってこられるまで頑張って生きていなくちゃ!ママ頑張るわ~」
これ聞いて、ママは強いと思った。
早く帰って労ってあげたい。頑張れママ‼️
Family matters
アメリカ、ワクチン接種がどんどん進んでて、比例して経済もどんどん回り始めてる。NCでも、6月1日までに段階を踏んで、マスク着用義務以外のすべての規制が解除される計画らしい。凄い進歩だ。
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ここへきて私の日本の家族間に亀裂が.入った。姉がとうとうキレたのだ。母の面倒にホトホト疲れたと言い出した。引き金を引いたこのワタシの放った余計なひと言:『...旦那の事は放っておいたら?大人なんだしさ。お姉ちゃん、自分の事面倒見ないとお母さんより先に倒れるよ』
事の発端は、母と姉がゆるゆる自粛生活に疲れてしまって、とうとう県外への旅行(と言うか親戚との集まりに参加)を計画してしまったから。私が姉に『ちょっとソレって非常識。自分は感染拡大している首都圏から地方に菌を持って行く可能性があるわけだし、後に伸ばせる計画なら伸ばすべき。(中略)...お姉ちゃんもさ、疲れた疲れたっていうんなら、旦那(10年ぶりに単身赴任から戻ってきた)を少し放っておいたら?自分の身体を面倒見ないと、お姉ちゃんがお母さんより先に倒れるよ』と。
姉は私と全く逆の性格。かなりのコントロールフリークで、しかもあらゆる事への恐怖心も強い。車も運転できないし、子供達の教育でもかなり過保護、社会人になってる子供達には今でも何から何まで至れり尽くせり。そして、それらへの愚痴が多い。はぁ~疲れた、疲れた、あれもこれもやって疲れたわホントって、いつも最後に「疲れたわ」が付く。だから、私は姉には頼み事を一切しないし、今まで里帰りする時も、姉にはこちらからお願い事をしない。できることなら帰国日を知らせたくないくらい。
例えば姉は、私が2週間里帰りするというと、『バイト先には2週間妹が帰ってくるので休みます、私が接待しないといけないから』とか言って休んじゃう。これって大きなお世話なんですけど。頼んでもいないのに休まれて、『さぁ、Schatziちゃん、お姉ちゃんは2週間時間があるからどこへでも連れて行くわよ~』とか言うの。え?!私、そんなこと頼んでいませんけど?彼女の家に遊びにいっても、私をもてなそうとあれこれわざわざ昨日から作ったのよ~、あなたの為にあれもこれも作ったのよ~食べて食べて食べて~~って、おしつけがましく、お姉ちゃんが座ってくれないからこちらはゆっくり話もできない。
彼女はおもてなしをすることが、身を粉にする事=相手が喜ぶ=自己満足なの。良い人なんだけど、こちらとしては申し訳なくて遊びにも行けない。だって、私をもてなす事に全力投球して、他の事がすべておろそかになっちゃうんだもん。家がぐちゃぐちゃだし、寝不足になってぶっ倒れる。私への奉仕で他がおろそかになっちゃうことを私が避けることもいい加減疲れた。だから私は姉を避ける。
昔から、こう思う私がキツくて自分勝手な妹となり、姉は「妹さん思いの良いお姉さんですね」って言われてる。頼まれたことは自分の事を後回しにしてなんでも引き受ける人。だから、彼女を利用する人もいる。こういう人に私が面と向かって嫌な顔をすると、姉が私を叱る(苦笑)人の世話ばかりして自分の世話を怠り、過去には病気にもなった。癌もして、子宮全摘だってしてる。彼女の場合、自分が倒れて初めて夫、子供達が動くって感じ。私、母、兄も、彼女のそういう性格を知ってるから頼み事は滅多にしない。姉にかかわると、用を増やしてしまうから。楽しいことを計画しても、彼女に負担かける形になるから誘えない。
とにかくだ、そんな姉に私も兄も、母の事で頼り過ぎていたんだと思う。そこへ、旦那さんが単身赴任地からご帰還。元祖・亭主関白が帰ってきて、お世話大好きな姉もきっと至れり尽くせりしてる事が目に浮かぶ。義理兄は、彼女がそうすることが好きだからさせているんだよってスタンス。夫婦の事だからお互いがそれでいいんなら良いけど、あのままだとお姉ちゃんが先に脳溢血でぽっくりだなって心配になっちゃう。そこを図星なのか、私に突っつかれてキレたのだ。
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先日幼馴染から聞いたんだけど、『日本は政府が国民に《お願い》ばかりでうんざりしてるんだよ。だから、アノ人がやってるんだったら私もやるわ、みたいに変な連帯感が出て流されていってる。そっちじゃ(アメリカ)国民は不満をデモでぶちまけ、銃でバンバンが始まるけど、日本はアンダーグラウンドに入って行って、法すれすれで生きる方法を見つけるんだよ』と。なるほど。
私も日本帰りたいな。母だけじゃなく、姉の面倒もみなくちゃなー
いつ帰ろうかな、いつ帰れるかな…





