冬季五輪 ノルウェーの”Leave the(m) kids alone”精神は最強だった
冬季オリンピックが終わって、各国のオリンピアンへの対応の違いが興味深い。
日本は金メダルをとっての帰路も「飛行機がアップグレード無しでエコノミーで辛かった」って選手のインタビューに驚き。昔のJALとかってチャーター便かなんか送ってなかったっけ?日本でのオリンピックの盛り上がりっぷりを見てないからなんともいえないけど、オリンピック選手へのリスペクトってどうなんだろう?アメリカじゃ超特別扱いだけど。アメリカは軍人とスポーツ選手へのリスペクトはすごいからね、そこまでするか?って思うこともあるけど、日本はオリンピアンへの待遇をもっとあげて欲しいなぁと思った。
オランダはスキポール空港に選手を乗せた飛行機が到着したら、放水車からの水しぶきの歓迎を受けたくらい国民が喚起したらしい。
今回もノルウェーがぶっちぎりのメダル数を獲得して世界を圧倒したけど、『なぜこんな小さなノルウェーから冬季五輪のみならず、一流スポーツ選手を産出できるのか?」ってレポートがインスタに上がってて興味深かった。要は、『子供に小さいころからプレッシャーを与えず、楽しんでスポーツをさせる。ピンク・フロイドの歌に倣って”leave the(m) kids alone-子供は放っておけ”の精神があるからだと。待つ、熟成させるやり方だから子供が息切れすることなく思春期を過ぎ、闘争心が自ら芽生えるのをまつやり方だからなんだと。面白い統計が、
”93%のノルウェー人が25歳までなんらかの競技スポーツに関わりつづけ、70%のアメリカ人が13歳までにバーンアウトする”
これ当たってる!アメリカって極端なんだよね。そもそも子供にスポーツガンガンさせるのって、大学への奨学金目的って家庭がほとんどだから。ウチの娘が15歳でドイツからこっちにきてバレエ教室に入ったら驚いてた。たくさんの子が膝にブレイスして痛みと闘いながら踊ってるから。高校のテニスクラブも似た感じ。長男の高校サッカーもしかり。楽しさより『勝つ』事への執着心が先で、ドイツの田舎から来た長男長女はタジタジだった![]()
そしてそのアメリカのオリンピアン達。↑の統計を引用すると、残った30%の、そのまた何パーセントかがオリンピアンだってことか。
スキーのリンジー・ヴォーン、41歳。彼女、冬季五輪直前の大会でACL断裂って大ケガをおしての五輪出場。案の定最初のターンでミスって転倒。またヘリコプターで搬送されて大騒ぎだった。私は失礼ながら「なんでまた彼女が戻って来たんだろうか?」って思ってた。ワイルドカード貰っていまだにあちこちの大会に出ているテニスのヴィーナス・ウィリアムスと比べてしまっていた。そしたらなんと、リンジーはワイルドカードではなく、予選でのタイムできっちりと高得点をマークして堂々と五輪メンバーに入っていたんだって。これってすごい
彼女のエゴではなく、挑戦だったって聞いて感動した。
今回のケガでは脚の切断になりかねなかったんだと。Compartment Syndromっていって、膝回りの骨や筋肉がショックによって空気が行き渡らずに組織が壊死してしまうところ、医師たちの連係プレーで免れたと。もちろん彼女には最高のメディカルチームが着いているし、ナーシングチーム着きのチャーター機でアメリカに戻ってきた。好待遇で恵まれてる~ってのはもちろんだけど、ケガを克服できるかできないかは彼女自身の力だ。彼女はぜったにまたスキーに戻ってくると思う。アメリカの最先端医療でそれは可能だと思う。
彼女のファイターぶりが格好いい。
そして40何年振りかで宿敵カナダを破ったアメリカのアイスホッケーチーム。五輪最終日の種目で、もちろんアメリカはこのニュースで持ち切り。で、昨日は彼らがホワイトハウスに招待され、トランプと歓談して写真撮影が行われた。ええ~~?って思ったけど、選手のインタビューが良かった。『今は何もかもがポリティカル。だけど僕たちはただのアスリート。アメリカの代表として選ばれて戦ってきた。その結果ホワイトハウスに招待されて大統領と会えるって事はとても栄誉なことだ。いろんな見かたがあるだろうけど、僕らはアメリカ人として誇りをもっているし明日WHにいって大統領に会うことにエキサイトしてる』って。これももっともだ。
アスリートは良いねぇ![]()
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冬季五輪終わっちゃった。
どの国のアスリートもお疲れさまでした。