今回はどっちもどっちじゃない?
週末、また子供にまつわるオトナの行動のトラブルがあった。
先々週はUS OPENで、試合後に選手が観客にいた子供にサイン入りの帽子を渡したら、それをひったくった大人の様子がカメラに収められていて、それをあとでみたその選手(ボーランドかどこかの選手)が、『このひったくられた可哀そうな男の子を誰か探してくれますか?」ってポストしたもの。すぐさまこの子が見つかり、後日会場に再度招待されて、この選手に手厚くもてなされた…、そしてこの子供の手から帽子をひったくった『帽子どろぼう』もすぐに身元がわれ、彼もSNSでめったぎりにされていた。
世の中酷い大人がいるもんだ。。。って呆れたんだけど。
今度はこの週末、フィラデルフィアの球場で、ホームランボールがスタンドに飛んできて、それを息子のために父親が自分の席から離れたところまで走っていってゲットし、誇らしげに自分の席に戻ったらおばさんがこの父親ににじり寄ってきて言い争いになった。これもカメラに一部始終収められていて、あとからこの球場側からこの親子に手厚くギフトを贈呈、試合後、わざわざバックステージに呼ばれて選手からサイン入りのバットまでもらったらしい。これもカメラに収められていた。
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テニス会場での出来事はゆるしがたい、自分勝手なCEOの振る舞いに呆れたけど、今回の野球場でのいざこざの結末には疑問を抱いた。
1.だって、元々はこのお父さんが自分の席から結構離れたところに飛んできたボールを取りに行ったってのがおかしい。そこでの彼こそ、取り合いになって転がったボールをひったくって自分の席に戻って子供に与えたわけでしょ?ゲットしたぞーみたいに誇らしげに。最初に飛んできた場所にも子供いたんじゃないの?
席がかなり空いていたみたいだから取りに走っていけたってのはわかる。でも、そのボールが飛んできた場所にはすでに人だかりができていたわけで。自分の席の周囲に落ちたのをわれ先に拾って息子に与えたってのとは状況が違う。
2.次。この避難轟轟あびたおばさんカレンがこの父親の所に飛んで行って抗議したってのも、大人げないといえばそうだけど、きっと彼女は『なんでこっちに飛んできたボールをひったくりにわざわざ来たのよ!You took it from me!!!あなた私からボールをひったくったでしょ???』って抗議した。それもごもっともだとおもう。彼女の言いたいことはきっと『子供の為だったら大人からひったくっていいっていうワケ????』って事なんだろう。
3.そしてここに加担した球場側がもっと悪い。だって、この事件を利用してPRに走ったでしょ?チャンス!ってか?わざわざ子供にプレゼントを届けにいってカメラに追わせただけでなく、そのあとにバックステージにまで招待してあーだこーだもてなしたでしょ?ここまでするとビジネスなんだよね。善意だけじゃない。
ここでもし私だったらどうだろうって考えた。
自分の周りに落ちたボールなら絶対ボール争奪戦に加わるだろう。それはする。でもほかの人だかりがあるところに飛んでいったものは彼らのモノ。もし、ボールがコロコロとこっちに転がってきて私が手に取ったとしても、その変にいる目に付いた子供にあげるだろう。
そして、もし3.の状況になったらどうするか。そしたらプレゼントはありがたく貰うだろうけど、バックステージまでどうぞってのは拒否する。それは子供への教育上良くないから。そこまで子供をまつり上げることはしたくないから。っていうか、そもそも向こうの人だかりには参戦しない。
permissive parenting っていうのかな、子どもを崇める、子どもファーストな育て方は私の方針と違うから。子供がなんでも優遇されるのはおかしいし、世間はそんな甘くないって教えるのが私の方針だから。
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今回の野球場の事件は、世間がKarenを叩くことばかりに集中している事に疑問符が浮かび、アメリカのビジネス根性を目にしてさらに嫌気がさしたのだった。