製薬業界でのストレスフルな働きかたを好む人たち | sunset diary

製薬業界でのストレスフルな働きかたを好む人たち

 

 

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我が家の前庭にある枝垂桜は今日が満開。

 

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ある友達夫婦はそろって薬のセールスマンをしている。

 

製薬会社と個人契約で働いている彼らはNetflixのペインハスラーみたいな人たち。コントラクターだから、短期間でどかーんと収入が入るが、数年で契約が切れたら次を探すって感じ。あのドラマと違うのは、学歴ハッタリではなく、ちゃんと大卒で妻は薬学、夫はバイオロジーのディグリーを取った後にカイロプラクティクの免許も持っているところ。夫の方はカイロの技術が錆びないようにちゃんと週に二回は施術をしているところがすごい。

 

で、彼らはとにかく稼ぐのだよ。頭がキレッキレで、仕事柄なのか性格なのか、常に人付き合い=ネットワークづくりに余念がなく、二人揃ってNY出身だけど、3人目の子供が生まれたときに妻は一旦退職し、NCでのんびりした生活をしたいと移住してきた。彼女はその後8年のブランクを経てまたセールスに戻った。夫婦そろってNC内のみって契約で出張も多くて忙しく、3人娘たちもプライベートスクールから大学へと、とにかく大金の動く家族で近所でも有名な家族だ。この夫婦は大金を稼ぐ代わりに支出も多いし、契約が切れたらまた次を探さないとってストレスも大きい。

 

妻は美人だしとにかく明るく、他社からスカウトされたことも何度かあり、去年はそれで違う製薬会社のセールスに鞍替えもしていた。オキシコドンに代わるガン末期患者への新薬で$95/錠、これを引っ提げてこっちの病院、あっちの病院って売りさばいて、私たちからは『ホットなディーラーママ』と呼ばれている爆  笑

 

3週間ほど前、彼女の16歳のダックスフンドが亡くなって、翌日彼女を誘って数人で近所に飲みに行ったとき、『来週は1週間サンディエゴのカンファレンスに行くからトッド(夫)を一人家に残していくのが気が引ける...(=犬が居ないから)。彼はかなり落ち込んでるから気になるな~』って言っていた。

 

そしてその翌週、いないはずの彼女と散歩でバッタリ会った。

 

彼女「急にあの翌日金曜に解雇されたのよ!18人いたチーム全員解雇で解散よ!信じられない!」と。アメリカではよく聞く話だ。

 

彼女はパッケージ(退職金+健康保険3か月)をもらい、『もちろんすぐ仕事探しているわよ。今日は一つ面接したし』と。稼ぐ人は次へのステップも早い。先週には3次面接まで行っている会社があって、明日は4次面接でアトランタまで行くと、昨日テキストが入った。がんばってこいメラメラメラメラメラメラ

 

アメリカの薬のトップセールスウーマンである彼女はとにかくエネルギーが漲ってる。そんな彼女を毛嫌いするひとも近所にはいるんだけど、共和党支持者で夫に忠実、噓がなく、あっけらかんとして常にポジティブな彼女を私は嫌いじゃない。あとこれ大事、彼女は薬を売ってはいるけど、自身は絶対にその手の薬には手を出さないってのもある。彼女が信じるのはボトックスとジョギングだけ爆  笑3人娘の子育てにも全力投球で、解雇されてもすぐMove onするアラフィフ女子は見ていて気持ちがいい。

 

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彼女の旦那さんも年末に契約が切れて次を探していて、今度は契約ではなく社員として仕事が決まったと。彼は60歳近いんだけど、さすがに契約は疲れたと。そりゃそうだ、女性と違ってセールスで60歳近かったら次の仕事はないだろうしね。

 

私のオットは手に職タイプの人だから、彼らみたいな生活はギャンブルだから僕にはムリって言ってる。確かに3~5年単位で新たに職探しってのはギャンブルだわ。稼ぐけど安定はない。そして彼らは金遣いも派手だからまだリタイアもできない。

 

でもそれが彼らには合った生活スタイルで、ハラハラするのがモチベーションになってる感じ。私とオットにはまねできないけど、国をまたいで2度移住している私たちも、彼女たちからしたら「私たちにはできないわ」って事らしい。

 

十人十色、夫婦の形態も十色だわ。