長男の日本・おばあちゃんを訪ねて4千里強 | sunset diary

長男の日本・おばあちゃんを訪ねて4千里強

私より一日遅れで日本入りし、一足先にアメリカに戻った長男。

 

アメリカに戻って直ぐ『お腹壊して大変。リモートワークで助かった』と。彼は『Delta(エアライン)の食事が酷くて食中毒を起こしたんだ!』とか言ってたけど、『それは喰い倒れですよ』と言っておいた。絶対彼の胃袋が悲鳴をあげたに違いない。

 

すごいんですよ、この子の胃袋。。。


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ほんの一例:羽田に午後便で着いてすぐ自分のshareハウス@新宿にチェックインし、その脚でMormor(おばあちゃん)と私の居る浦和に駆け込んだ。最近は新宿ー浦和間が30分で繋がって便利。Mormorとの再会はとんかつレストラン『和幸』で。彼はここで時差ボケを無視してとんかつ御前とビールをペロッと平らげ、Mormorとさっさと別れを告げて渋谷へ向けてGo 深夜ライブに行ってしまった。

 

翌日、これまた時差ボケを無視して朝の築地場外市場へ。ここは彼がその昔、高田馬場に住んでいた時に父親に連れられて行っていた場所、そしてドイツから里帰りをしたときにもいつも足を運んでいたところ。ここへ朝7時前の12/30日に出向く。朝7時でこの混みよう!年末だね~~

 

 

 

朝7時に既に↓こんなの食べててるよ~と。

 

 

 

 

まだ行くよ~

 

ホンモノの和牛が舌の上でとろけたと。アメリカで食べるWagyuとはまったくの別物!と、この子はAnthony Bourdainか爆  笑

 

 

この後もあれこれ食べ歩いたけど冷たい雨に濡れたので一旦宿にもどり、着替えてからお昼ご飯におばあちゃんの家にまたやってきた。私は大掃除の真っただ中、お風呂場の掃除してたよ。日本のお風呂場、寒くて辛かったわ。

 

こんな感じにお昼はおばあちゃんと過ごしたけど、夕方にはまた街に消えていった長男。毎晩ガイジンツアーに忙しくしてた。六本木のバーホッピングや、横浜ベイブリッジを改造車に乗っけてもらって突っ走る、いわゆるFast and furious, Tokyo drift そのまんまのツアーとか、よく生きて帰って来たね???ってことまでしていたよ、この子滝汗

 

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日本のおせちも味わった。お煮しめや栗きんとんは「ふーん」だったけど、かまぼこや「いくら」をこれでもかーって乗っけたご飯を食べていた。今年のおせち、メインはなんと、姉と姪っ子が私が来日するに合わせて函館に新幹線で海鮮買い物ツアーに行って仕入れてきた「カニ、いくら、数の子」。なんでも、北海道まで開通した東北新幹線の需要が伸び悩んでいて、片道4時間50分の新幹線の往復と、ホテル一泊&朝食海鮮バイキング付きの格安パッケージを二人で9万円ぽっきりでゲットしての買い物ツアーだったんだと。次は私もいきた~い!!!

 

 

長男は今回、ガイジン専門のツアーサイトを利用していた。なんでも、これらをオーガナイズしているのはブラジル人やオーストラリア人なんだと。彼のshareハウスで会う人も、オーストラリア人が大多数で、アメリカ、欧州人って続くらしい。デンマーク人の女子にもあって話が弾んだと。因みに、オーストラリア人を筆頭に、ほとんどの若者は『スキー』が目当てで日本入りしたそうな。東京に数泊して、その後あちこち散らばるひとがほとんどだった模様。長男は次はスキー、もしくは、来年の大阪での万博に行こうかなって感化されていた。ワカモノガイジンツーリストに寄ると、『東京はAverage、サイコーに面白いのは大阪だよ』って何人にも言われたんだと。

 

まぁね、今回はおばあちゃんに会いに来るってのが彼のミッションだったので、今回の滞在は彼的に満足だったらしい。

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そのおばあちゃんとのあるランチはラーメン屋。母もちゃんとラーメン食べてた!!!89歳の胃袋は強靭だ。長男も目の当たりにして驚いてた。だって、昼間っからビールだって一緒に飲めるんだもん。ロックンロールなおばあちゃんだわ。

 

 

ある日は私の兄夫婦、長男のおじちゃん夫婦との会食。おじちゃんご贔屓の地元の焼き鳥やへのご招待。

 

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じゃんじゃん焼き鳥をオーダーしてくれて、長男は『Best food ever‼』と唸っていた。

ここはオーナーが鶏も豚も自身で解体して提供しているんで、とにかく新鮮でめずらしい部位をだしてくれるんだけど、長男はこういうB級グルメが大好きなんで、たいそう感心していた。自称 Anthony Bourdain な息子なんで、『オレは日本住んでいたら絶対料理人になっていた!』って、今回も豪語していた。確かに、彼のFoodへの情熱はすごいもんね。

 

 

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〆の焼きおにぎりはさすがにたべられず、私が消費しました。

 

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ある日は私と長男だけでショッピング。青山界隈でしゃぶしゃぶ。

 

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長女と次男はここに何度かきたことあるけど、長男は初めて。いつも長男は父親と別行動だったから、青山界隈はこないんだよね。彼曰く、『しゃぶしゃぶってさ、家でやるのは良いけど、外でお金払ってるのに自分で調理しないといけないってのがなんか腑に落ちない』と。オットと同じこと言ってる。私のオットも、こういった日本にありがちな自分で調理する食べ物って苦手。ラクレットやフォンデュとおなじじゃないねぇ。

 

この日、ママとの待ち合わせは原宿駅。混んでるから、竹下通り入り口を横に入った喫茶で待ち合わせ。ここは私が高校生の頃から入り浸っていた紅茶専門店。40年以上続く老舗です。




 

今回はオーナーが居た、お久しぶりです。でも、いつもカウンターの向こう側でコーヒー淹れていたマスターが居なかった。去年リタイアしたんだそうな。この日はオーナーの息子さんがコーヒー淹れてた。

 




今回は私の長男も交えてオーナーと話しができたんだけど、ドイツやノースカロライナにゆかりがある人で、『なんか縁を感じますね~』ってお話だった。このお店、私がゆくゆくは買い取って経営したいっておもっていたんですけどね、そうか、息子さんが後継いだんだ。よかったですね。

 

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Overall, 長男は久しぶりの日本滞在を満喫したらしい。帰国前日にも兄が従弟会をしてくれて大勢で会ったんだけど、血のつながった家族が地球の裏側にこんなに沢山存在するってのが嬉しかったみたいだ。年が明けてお寺さんに初もうでに行ったときも、「あら、xxちゃん!!!って、長男が覚えていない人から声を掛けてもらってこれまたビックリ。『オレはポップスターなのか???』って笑ってたくらい、「xxちゃん、一緒に写真撮って!」て言われて笑ってた。私の幼馴染やそのお母さんたちも、久しぶりの長男の来日にびっくりしてた感じ。

 

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さすがの彼もこの最終日には『正直今日は疲れた。この滞在中楽しかったけど、胃袋も脚も疲れた。毎日2万歩以上歩いてたし、日本語しゃべるのも疲れた。ママは通訳に入るから2倍喋ってさぞかし疲れたでしょう』と、

 

この自己中の長男が私の事に考えが及んだって、すごいよこれ!!!

 

彼はかなり日本語がしゃべれて驚いた。やっぱり怖いもの知らずの性格は無敵だな。臆さずしゃべるから進歩してるし。たったの12日の滞在なのに、初日と最終日では語彙が増えていて驚いたもん。聞いて使ってってしているうちにホコリかぶっていた日本語が姿を現したって感じだね。