He had a good life
リンの家の愛犬、カイが火曜日に虹の橋を渡った。
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前日の月曜、夕方クーパーと散歩してたらリンが庭掃除しててちょっと立ち話。で、お互い家に一人って日だから『カイの調子が悪いから出られないけど、ウチに来てくれる分には大丈夫。遊びに来て~」っていうんで、ロゼをもって遊びにいってきた。
久しぶりに会ったカイはなんか痩せていて、老人(犬)って臭いがした。コカプー(スパニエルとプードルのミックス)だからクーパーと同じで毛が抜けないし、年中グルーミングしてるから今までこんなに臭ったことないんだけどほんと、薬漬けだからなのか、なんか臭った。今日は朝からウンチに血が混じっていて、家の中で粗相してたから医者に連れて行ったと。
血液検査では腎臓の数値が悪く、どこかが悪いってのは分かったけど、これ以上は分からない、麻酔して精密検査するしかないんだけどこの年齢。このままにするか検査するか考えてくださいと言われたと。
ここ2年くらい目が見えなくなってきてたし、耳も遠くなっていた14歳半の老犬。ヘルニアっぽいのか、脚がべろ~んと開いちゃうことがあって、痛みもあるから去年から薬でコントロールしていた。散歩もほとんどなし。アレルギーもあるので、5歳くらいから特別食食べてるし、トリート(おやつ)もなしの人(犬)生。
虫の知らせなのかカイが呼んだのか、何とも偶然に月曜に時間を共に過ごせてよかった。この時はまだ水を飲んでたし、しっぽ振って私のところまで歩いてたんだけどね。
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明けて火曜のお昼、リンからテキストが来た。『Just came back from Vet, Kai is not doing well...夕方Vetに戻ってPut sleep することに決めたの。Schatziが家にいたらと思ってテキストしたんだけど、いなかったら良いからね。娘も帰ってきてるし、大丈夫だから』と。
旦那さんは丁度日曜から中国へ2週間の出張に出たばかり。犬って、一番好きな人には死ぬところ見せないって言うけどほんとだわ。Daddyがいなくなったら「もうボクいいわ、疲れた」って感じなのかな。とにかく泣けたわ。
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私が仕事に行くまで1時間あったから急いで飛んで行ってカイにお別れを言ってきた。というか、7年前に亡くなった隣のカナック(秋田犬)も天国で待ってるし、近所の他の老犬たちも、クーパーもあと15年もしたらそっちにいくからさみしくないからねって言ってきた。天国に行ったらステーキもチーズもなんでも食べれるし、もう痛みもない。お友達がいっぱいできるからさみしくないからね。
あ、こうやって文字にするとヤバい。涙があふれてスクリーンが見えないよ。
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翌日、彼女のところに再度足を運んだ。リンもボロボロ。Vetでは旦那さんとフェイスタイムしながら最後を迎えたと。出張中のパパも大変だ。
カイはリンの腕の中でお別れ。そこで、『そうだ、カイにおやつをあげてもいいですか?」っていって、犬用のクッキーと、チーズを嬉しそうに平らげ、こうなったらチョコレートも!って獣医さんがもってきてくれたらしい。
っていうか、そんなに食欲があるのに生かせておけないの???っておもっちゃうけど、食欲と消化できる体ってのはまったく別物なんだよね。
先にリラックスする薬をIV(点滴)で流し、次に最後の薬を入れるんだそうな。カイの小さな身体がガクっと来て、その感覚が忘れられないと。そして、罪の意識が湧いてきてたまらなかったと。
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カイは家族に愛された犬生を送ったと思う。もしかしたら、飼い主はもっとあれこれできたことがあったかもしれない。でもカイはそんなことをこれっぽっちも思わないし、自分と他の犬を比べたこともなかっただろう。犬ってそういう生き物なんだよね。いつも一生懸命飼い主を愛してくれて、こちらの愛を受け入れてくれる懐の深い、心がきれいな生き物。
カイがこの家に来た時から覚えているから、もうそこにいないってのが信じられない。
いつもこうやって外の車や人の往来を眺めてた。写真は去年の秋。よく外から見つけると「Hi, Kai!」って声かけてたんだけど、もういないなんて不思議。でも、形がなくなっても思い出はいっぱいある。
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カイが虹の橋を渡った夜はストームだった。最後に傍に居れなかったDaddyの涙だと思った。私もなかなか寝れなかった。
犬の存在って大きい。クーパーがその内いなくなるのかと思ったら急に怖くなった。
RIP Kai

