とばっちりを受けるのはいつも子供と犬 | sunset diary

とばっちりを受けるのはいつも子供と犬

テニ友のTがこの夏、離婚に踏み切った。すでに家も売って折半し、引っ越しも済ませてた。

 

彼女は州政府機関でバリバリ働いていた弁護士なんだけど、今年初めの政権交代の茶番劇で職場から解雇されていた。詳しくは書けないけど、彼女は特殊な弁護士でoverqualified (高学歴過ぎ)なため、今までの様な職はみつからず、当時の50%の給料と労働時間の仕事で今は手を打っている。旦那さんはパラリーガルだったけど、奥さんの方が働くから彼が主夫をしながら家にいた人で、昔ウチの次男がテニスしてた頃はよくカープールしてたから知ってるけど、ちょっと変わった人だった。長女は隣の州の有名大学に通う2年生で、次女は今年が高校最後の歳、これからまだまだ二人ともお金が掛かる。

 

そんな彼ら、Tが解雇された辺りから夫婦仲が一気に険悪になって行った。前からギクシャクしてたけど、経済的な心配が加わったことでストレスが倍増。ことあるごとに言い争い、二人とも家から仕事してるし時間もあるから悪いスパイラルにどんどん落ちて行った。


 

結局のところ彼女が働き頭だったから、健康保険もいまだに夫が彼女の扶養になっているし、家も売って折半しないといけないし、Tの収入は減ったのに、長女の大学費用も払ってる。幸い彼女の父親も弁護士だからいろいろと知恵を貸してくれてはいるが、『自分が弁護士なのに離婚の弁護士を雇うなんてばかなことはしたくない』ってことで、今が踏ん張りどころらしい。

 

彼女は家を売り、すぐ傍に借家を見つけて2週間前に引っ越した。次女の高校があと1年だから彼女に転校をさせたくないし、来年になったら一人暮らしになるからその時にどこに住むかは考えると。賢い選択だ。

 

で、次なる問題は犬だ。T曰く、

 

『J(元夫)が欲しくて飼った犬なのに、いままでグルーミングから医療費からもちろんすべて私もちだった。なのでコレを期に犬は彼に託すことにした。これ以上私のストレスを増やしたくなかったから。でも、Jは今アパート暮らしをしてて、これから職探しもしないといけない。もちろん犬の散歩もロクにしてないらしいし、留守番ばかりさせている気がする。つまり私にそうやって罪悪感を与えて引き取ってもらおうと思っている節がある。気が狂いそう』と言ってる傍から泣き出しちゃったほど。彼女、気持ちがいっぱいいっぱいなのが良くわかる。

 

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そこで一瞬思った、ウチにララ(彼女の犬、ラブラドゥードゥル)を受け入れられないかと。彼女を助けるというより、ララを助けてあげたいと思った。でも思いとどまった。クーパーがまだまだ若すぎてとてもじゃないけどもう一匹をいま受け入れるなんてムリ。来年からは孫ちゃんも預かることになりそうだし、第一オットが今は猛反対してる。多頭飼いはまだまだ先の話だ。Tは『フォスターしてくれるだけで十分。医療費もグルーミングもこちらで持つから!』というので、来年になってもしクーパーが落ち着いたらララを迎え入れたいと本気で思ってる。

 

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離婚で犠牲になるのは人間の子供と犬なんだなって切なくなった。