あってないような アメリカの return policy
先週の《南部氷河期》から、今週は打って変わって蒸し暑い(?)陽気。今日は一日中ぐずついて日中18度、明日は摂氏22度までいくらしい。この激しい気象の変化はつらいねー。気圧がかかって頭痛がする。
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今朝車で聴いてたラジオで、「あなたが経験した返品処理、もしくは成功した返品品目を聞かせて」ってやってた。驚くより、あきれたので書いておく。
トップバッターは、Costcoにクリスマスツリーを年明け早々、1月4日辺りに返品しに行き、成功したって話。理由は『このツリー、買って翌日から葉がポロポロ落ちてきて、2週間ももたなかったのよ!』 - 水あげてなかったんじゃない?
・ 結婚式のテーブル上のデコレーションを90%ほど返品したって人。「だって、ワイナリーで挙式をあげたんだけど、場所だけで$12,000もかかってるのよ?卓上のデコレーションなんて、さわってもいないし、たったの5時間しか使ってないんだから返品して当然!」と、ヌカす女性。
・ 芝刈り機を返した人。「僕は返品しようと思ったわけじゃない。2年使ってて、部品が壊れたからそれを買いに行ったんだ。そしたらお店の人が、2年なら新しいのと交換してあげますよって言うから新しいのに取り換えてもらったんだ。だからクレイマーじゃないよ」
・ ウォルマートで働いている女性。「子供のトイレットポット(おまる)を返しに来た人がいた。しかも、う〇ちが少しついてる。さらに、商品を調べてみると、これはウチでは置いていない商品と発覚。お客の女性はいちども使っていない、友達からもらって、しかもここで買ったって言うからもってきたと言い張るが、私が『あなた、これは使っているわよ。う〇ちがついてるし。しかも、これはウチでは置いていない商品ですけど』って言ったら、ごめんなさい、どうしてもお金がいるのっていうから、可哀そうになって返品処理を特別してあげたの』 ーー これは論外だな。信じられない。Goodwill とかのドネーションセンターじゃないんだから。
・ お葬式に一度も出た経験がない人。「スーツから靴まで一式買って、翌日靴下以外はすべて返品」 ーー こういうひとはアメリカいっぱいいると思う。
・ スーパーボウルの数時間後、食べ残しのウィングス(鶏手羽)を、数個だけ返品しに来た人がいたらしい。
・ ピザ屋にて。「これは私がオーダーしたものじゃないから返金してってきたけど、そのピザはクラスト(外側の生地部分)だけ残された状態だった。『だって、お腹すいてたから食べるのは普通でしょ? でもこれは私が注文したものじゃないからお金が払いたくない』 --この言いぐさ!
・ 庭におく子供のジャングルジム、$2000相当。数年使い、妻が(オットが電話口で話してる)『あなた、これお店に返してきてくれる?もう使わないから』っていうから、大きなパーツをすべて解体し、取っておいたケースに入れてガーデンセンターに持っていったらちゃんと返金してくれたんだよ!すごいよね!』- って、どうしてそれが許されるの?お店がそれで成り立つわけないじゃない?!
ウォルマートとか大きなお店だとこういうことがいとも簡単にできてしまうようだ。って結論。こんなことラジオで言っちゃうと、益々しちゃうんじゃない?悪質な返品行為を助長しちゃうんじゃない?
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もうさ、こういうアメリカの返品ドラマってあくどいよね。これじゃ市場が成り立たないし、モラルもくそもない!
うちも返品は良くする。オンラインショッピングとか、例えばTJMaxxでは試着してる時間がない時はそのまますべて買ってきて、家で試着してから気に入らないものを返品にいく。もちろんそれを着て一度も家から出たりはしない。一度、次男のクライミング用の靴を使ってから返品したことがあるけど、これはお店の人に「これを履いて数回クライミングしてみて。合わなかったら交換してあげるから」って言われたからそうしただけ。スイミングなどの練習道具などはもちろん返品なんかしない。当たり前だよね?
オットは車のブレーキパッドの減りがひどすぎて、一度クレームしにいった。これは明らかに質が悪いから、もっとしっかりしたものを売ってくれって言いに行ったのだ。そしたら、それ以上いいのはないから、保証期間ですから新しいのをあげますって、また新しいのをもらってきた。そんな感じで、いままで数回ブレーキパッドはタダでもらえている。--これも酷い話だ。
娘や息子も酷いもんだ。あの子達も何回か使ったものを平気で返品しているようで、「だまそうと思っているわけじゃない。これ返品できるかな?ってお店に持っていくと返品処理してくれるんだから、僕らには悪いことしていない」って言いのけた事がある。
オットも私も古いタイプっていうか、大人だからこういう精神は苦手。なので、オットはこう切り返した。
「物を買うってことをもっと真剣に考えた方が良い。手が届かないものにはお金を貯める。すると待っている期間に本当に必要なものなのかを考えることができるから。そして一度買ったものには自分で責任を負うべき。僕だって買って失敗したものもいままでに多々ある。昔は(欧州や日本で)返品なんてなかなかできなかったから、自然とそれで懲りるんだ。アメリカは薄利多売精神があるし、市場はこうやって回っているっている所がある。でも、すべて自制心だよ。』
そう、自制心がない人が多すぎなんだよね、アメリカって。
いやーこの国で自分をしっかり持つ、世間に流されないって大変だなーって思うよ。
ズレてる、病んでるアメリカ。