人間の順応性 | sunset diary

人間の順応性

日曜の朝、まだ花粉が吹き荒れる前にオットと散歩に行った。

気温は低いけどとってもいい天気。

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蕾が綻んだ枝垂れ桜と画像処理なしのこの青空。ドイツの人々にお届けしたいくらいな日光だ。

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もう27年ほど前の事。長男が生まれ、初めてのデンマークへの里帰りはクリスマス休暇だった。日照時間がすこぶる短く、そんな環境でもオットと義父は毎日暇を見つけては生後3ヶ月足らずの息子を大きなストローラーに入れて散歩に連れ出していた。

で、帰ってくると寝てる息子をそのまま裏庭の、家の中から見えるところに置きっぱにしていた。

初めはこのデンマーク流の荒療治に驚いたけど、ストローラーの中敷は羊毛、赤ちゃんを入れる寝袋は羽毛で、帽子もしっかり被って顔しか外気に触れない状態。おしゃぶりしてるから鼻で呼吸してるし、よって喉も乾かない。

実際問題、こうやって寝たあとはご機嫌だし、夜泣きもない。よって私も気持ちに余裕ができるし、実にいい事づくめの外寝である。

東京の空気は良くないけど、日本に戻ってからも長男は毎日昼寝をこうして外でしていた。シッターさんに来てもらってもこうしてもらっていた。

二人目も3人目も、生後2、3ヶ月位から1歳半位まで、熱があるときと外が超マイナス気温ではない限り、昼寝は毎日外だった。(※ 熱があると状態の変化がわからないのと、気温が低過ぎると肺が凍っちゃうから)。お昼過ぎは気温が結構上がるので真冬でも全く問題なかった。

アメリカでも北のほうはおそらくこんな荒療治をするんじゃないかと思うんだけど、ここ南部では気温が低いと散歩する人間を余り見かけない。犬連れは見るけど、ストローラーおしてる人はいないし。

今日はオットが「ここにいる白人は皆んなヨーロッパからの移民の子孫なのに、育ちかたによって身体がそうやって順応しちゃうんだね。」って言ってた。で、うちの子達の赤ちゃん時代の思い出話しになったわけだ。

味の好みもそう。アメリカ人は氷の入った冷たい飲み物を好むが、欧州の人は氷無しを好む。ビールだって地下の温度がベストで、アメリカみたいにキンキンに冷やさない。家の中を無駄に温め、半袖半ズボンで過ごし、「外は寒い寒い」って出ようとしないとか、例をあげればきりがない。

外へ行くときにあったかい格好すれば全く問題ないのに、寒い寒いって出て行かずにもったいない。でも、私もアメリカ人と結婚してたらそうなってたかもね。

それにしても、アイリッシュやゲルマン系のアメリカ人の順応性というか、変わりようはおもしろいなぁと思った日曜の朝。