蘇った27年目のソファ | sunset diary

蘇った27年目のソファ

長男が生まれる数か月前に我が家にやってきたカウチ。ってことで、今年で27年目だ。

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オットの幼馴染の家族が家具屋を経営していて、我が家の家具はほとんど彼のところから日本やドイツまで送ってもらっていた。
 
東京の家は家具に直射日光があたることはなかったが、ドイツの家では日差しがちょうどカウチの後ろに当たり、色あせてしまっていた。
 
このカウチ(アイラーセンEilersen)の皮は、あまりお目にかからない Full Grain Leatherといって、天然本皮をアニリン(樹脂)だけで表面処理しただけのもの。色や薬品などで何もコーティングされていない、ピュアなレザーだ。肌触りがよく、日ざしや人間の肌の脂によってだんだんと色が変化していき、自然な色のグラデーションを愛でる、典型北欧家具だ。

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とはいえ、さすがにアメリカに持ってきたあたりからは、ひじ掛け部分のファスナーが切れてきたりと痛みが目立ち始めた。修理をしてくれる所はないか探したが、どこも『布のソファは引き受けますがレザーはできません』って断られた。で、すっかりこのカウチの修復はあきらめて、5年ほど前に色にひかれて真っ赤なソファをかった。座り心地がよかったのは初めの数年で、クッションがへこんできて、だんだんと座り心地が悪くなってきた。
 
で、思い立ってもういちどEilersenのカウチをどうにかできないかと検索した結果、レザーを専門としている工房をやっと探し当てた。
 
年明け早々電話やテキストで何度かやりとりした後、直接うちまで見に来てくれた。親子経営で、父親はハンガリー人。息子のほうは若いころデンマークを旅してあらゆる工房を訪ねてきただけあって、二人とも一目見てこのカウチがどこのか言い当てた。
 
『アメリカでこのレザー素材のカウチを見たのは始めて。大丈夫、今サンプルテストしてみたけど絶対うまくいくはず!』と、興奮気味に約束してくれた。
 
今日は朝から一日かけて我が家でカウチの皮をよみがえらせ、ファスナーが切れたところもすべて直してもらっている。
 
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今年で27年目のカウチ。彼ら曰く、『あと10年は軽くいける。土台にまったく問題がないから、レザーが切れない限り、こうやってまた息を吹きかけてあげればいつまでも生き続けるよ』ってことだった。
 
普通のレザーは表面だけがレザーで、裏は合皮だから寿命は15年ほど。しかも、子供と犬がいる家は10年持てばいい方らしい。そこいくと、full grain leather は皮そのものを使っているし、Eilersenのカウチは内部構造がしっかりしているゆえ、ナイフなどの切りキズをつけない限り一生ものだと言われた。
 
デンマークのオーデンセで作られたこのカウチ。あちこち船に揺られて旅して回って、今こうしてまたきれいな姿になってとってもうれしい。これからも大事にします。

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After

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After
 
※ ラファvsディミ戦が長引いちゃって、彼らが来た頃にもまだ終わらない。彼らもテニス好きらしく、最後の数ゲームは「まぁまぁ、これが終わってから仕事始めてくださいな」ってことで、3人で立ち見観戦。
 
 
テニスの友は皆兄妹だわ。