我が家になくてはならない家電 | sunset diary

我が家になくてはならない家電

我が家で飲むコーヒーは、15年以上前からエスプレッソメーカーのみ。当時のエスプレッソマシーンは高かったし大きかった。友達が先に買って、それで淹れてくれたエスプレッソを飲んだオットが『僕もこれほしい。絶対ほしい』っていったのを覚えていて、ある時私が買ってあげたんだった。あの時はユーロじゃなくてマルクだったからね、なんかすごく高かった覚えがある。
 
で、それはアメリカに越してくるときももちろん持ってきた。こちらでは変圧器をキッチンの角において、そのエスプレッソマシーンと、パン用の電動スライサーなどを常時接続させてあった。
 
イタリア製のそれは年に一度は調子が悪くなり、こちらでは直してくれるところが限られていたので(西海岸だよ!)、オットはよく部品をネットでオーダーしてそのつど直してかれこれ13年くらい使っていた。数年前、それはとうとうご臨終となり、オットは捨てがたくてしばらくとってあったが、去年やっと廃棄処分した。もう部品にそれだけ投資するのが馬鹿らしくなってきたから。
 
で、それからは↓の小さいバージョンのエスプレッソマシーンを使っている。これはアメリカに越してきて、当時のオットのオフィスのカンティーンではまだこういったマシーンでのエスプレッソを提供しておらず(スタバ風のコーヒー)、自分の部屋に置くために買ったもの。小さいけど機能はちゃんとしてる。ビーチハウスなどをレンタルする旅行は、いつもこれをゴミ袋に入れてわざわざ持って行ってるほど、コレはうちにはなくてはならない代物なのである。
 
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私は缶コーヒーはもとより、普通のドリップ式やKeurigって濃縮コーヒーを薄めて飲むものなどは一杯でおなかが痛くなって気持ちが悪くなるからまったく口にしないんだけど、イタリアなどに旅行に行ったときにBarで飲むエスプレッソやラテ・マキアートなどは全く問題なかった。だからこのマシーンがないとコーヒーは飲まない。今のアメリカはスタバの影響でどこでもエスプレッソマシーンによるコーヒーが飲めるようになってありがたい。
 
家庭用のこのタイプの小さめのマシーンは、掃除をきちんとマメにしないといけないのが難点だけど、今まで部品を自分で交換したりして9年持っている。それが先週いつものようにカルキ抜きのクリーニングサイクル途中に水が出なくなってしまった。この症状は初めて。とうとうご臨終かとおもい、オットにも帰宅早々泣きついたほど。私は朝の一杯は紅茶なんだけど、オットはこれがないと朝苦しいなってことで。
 
次の日の朝、オットは息子に『今日は学校に遅刻するかもよ』ってぼやいてた。コーヒーなくて目が覚めてないからアクセル踏み込めないってことだな。今日は早く帰ってきて修理するっていってた。でも、もしものために一応直火式の旧式エスプレッソメーカーをだしておいた。これ、うちはいつもキャンプで使っているヤツ。次男も久しぶりに見て、『あれ?僕たちキャンプ行くの?』とかいってた。

 

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うちには粉のコーヒーがないから、あわててこれも買いに行った。直火式っておいしいけど、一回ごとに冷めるの待たないと解体できなくて2杯目飲めないのが超難点だねって、家庭だと厳しいって感じた。キャンプだと時間があるからこれも修行(?)って思えるけど、忙しい朝はきついわ。
 
で、土曜の朝はオットが一応キャンプコーヒーをもってベッドまでおこしに来てくれたんだけど、『マシーン、直ったよ!』ってことだった。結局、もういちどすべて解体して掃除したらちゃんと動いたそうだ。
 
彼はそっちのマシーンで淹れたコーヒーを満足そうに飲んでいた。
 
あーやっぱり実感。このエスプレッソマシーン、我が家には冷蔵庫と同等に必要不可欠な白物家電だ。あと数年でこれも壊れるだろうから、いまから『エスプレッソマシーン貯金』しなくちゃなって考えた週末。