母のこと | sunset diary

母のこと

先日姉からLINEが入った。母がめまいで倒れて姉が救急車を手配し、でも、もう病院から帰されてきちゃって今はウチにきてるのよ~ってことだった。すぐにLINEでFacetimeして話したけど、まぁママはまだまだ大丈夫だなってとりあえず安心した。

 

母は40代のころに職場で一度倒れたことがあり、その時の検査でメニエール氏症候群と診断され、それ以来自分なりに生活習慣に気を配り、81歳の今まで生きてきた。この病気って、三叉神経が作用するものらしく、要はストレスをためない、生活習慣にも気を付ける・・・ってことをしていれば発作を起こさないものらしい。原因不明のめまいで、CTスキャンでも脳に問題がないって場合はたいてい「はいっ、メニエール氏病かメニエール氏症候群ですね」って診断が下されるようだ。それはいいとして…

 

今回母はラッキーだった。ちょっと疲れていてベッドで昼寝をしようと思ったが、目をつむってもめまいがしている状態で、なんか冷や汗をかいてきた。これは危ないなと思い、近所に住む姉に電話をし、姉が駆け付けてから「トイレに行くわ・・・」といってトイレに行き、そこで吐き気がしてトイレで吐き、しゃがみ込むように倒れたらしい。ここで姉が急いで救急車を呼んで運んでもらったってのが事の流れらしい。姉は「初めて救急車に乗っちゃった~」って浮かれてたし。。。

 

CTなどをとった結果、脳に異常はないので、しばらく点滴をして体を落ち着かせ、数時間後には家に帰されてきたらしい。まぁそれだけ大丈夫ってことなんだろうけど、姉としてはせめて一晩入院させてもらいたかったそうだ。アメリカも同じだな、きっと。

 

姉は仕事を休んだので、母はそれがすまないと思ったのか、今日はもう自宅に戻っていた。私はこれからも邪魔しないように電話して生存確認していくつもり。

 

で、兄もいるんだが、これからは姉だけには任せられないなって思ったので、訪問介護をしている幼馴染にこういう場合どうしたらいいか聞いてみた。

 

1.(母の場合)介護サービスはまだ認定されないだろうけど、「生活支援サービス」といいうのは受けられるはず。

2.それにはかかりつけの医師に「意見書」を書いてもらい、最寄りのシニアサポートセンター(地域包括支援センター)に相談に行く

3.するとケアマネージャーが一人一人にあったサポートを仕切ってくれるらしい。

 

彼女によると、介護保険を義務で払っているのに、使わない人が多いのがこの国の問題点らしい。しかも、介護の度合いによってサービス上限額があるのに、その月々の上限を使い切る人も少ないそうだ。つまり、いまだに介護は他人に任せられない、任せたくないっていう人が多いからだそうだ。

 

私の姉も、「ママはまだ大丈夫よ。私が家に行ったり買い物だってもっと私がすればいいんだから」っていうけど、これじゃ姉がダメになっちゃう。私の姉はパニック症候群があるのか、車の運転は怖くてできないし、あらゆることに対して恐怖心がある。昔は頑固なだけかと思ってたけど、いや、これは病気なんだと思う。なので、周りの家族か姉がいっぱいいっぱいにならないように操作しているんだが、去年姉自身、婦人科の手術をしてから体調がベストでないし、50歳過ぎている姉にこれ以上母のことでストレスを感じてはもらいたくない。

 

母は母で、第三者に生活をサポートしてもらうことを受け入れる時がきたんだって受け入れてもらいたい。誰にもたよらなくて人生を全うするのは素晴らしい事けど、少しのサポートを受け入れて、転ばぬ先の杖をつくのも悪いことではないってことを受け入れてもらいたい。誰もいないところで気を失ったらそれこそ取り返しがつかない。

 

昨日、私は姉と兄をいれた「xx家三兄妹」のグループをLINEで作った。これで、いつも私と姉、私と兄と別々に会話していた関係から、3人で連携していく体制をまずは作った。兄と姉はどうもお互いにズバッと言わないんだもん。だから今まで私が汚れ役や伝言オペレーターをかってでていたんだけど、時差があるし、やっぱりあちらもつながってもらいたい。第一弾は、地元の地域包括支援センターの電話番号とサイトを添付して送った。私の姉はこういったネット検索は大嫌い&苦手な人なので、ピンポイントで伝えといた。

 

とりあえず、私の考えがあちら二人にいっぺんに流すことができるのはこれからスムーズにいくだろう。遠くにいてもどかしいけど、私にできることは何なのか、これからも模索していかなくちゃ。