ワニ | sunset diary

ワニ

2歳の男の子がディズニーリゾートの人口湖の浅瀬で遊んでいてワニに水の中へ引きずり込まれて溺死したって事件。

先月のシンシナティの動物園でおきた「子供を助けるためのゴリラ銃殺」では、ゴリラが撃たれて子供は無事。

今回のワニ事件では、父親や近くにいた監視員が、男児を池に引きずりこもうとするワニに殴りかかりはしたものの、むなしく子供は池に引きずり込まれていき、翌日溺死状態で発見された。結果論だけど、どちらも未然に防げたものだったんじゃないのか?

子供を無傷に育て上げるってのは並大抵の努力じゃないってのはよくわかってる。ふっと目を離した隙にってのもあるし、ここへ運が左右することが沢山ある。親ならだれもが経験する事だ。間一髪で助かったり怪我したりってことを経験して大きくなり、この世の中で生き延びるのは奇跡みたいなものだ。

一週間前にオーランド=タンパ間を運転していて気が付いたのが、とにかく沼や池が多いって事。Lakelandっていう町があるくらい至る所に池や湿地が点在していて、それゆえ高架道路や橋が多いわけなんだけど、ワニがどこから出てくるか分からないから、普通の道路を歩くのは怖いよねって感じだった。

夜、ホテル近くの水たまりみたいな人口池の脇を歩いた時も、オットが次男に『水に近寄らない方が良いよ、ワニ出て来るかもよ』ってほぼ事務的に言っていた事が思い出される。

ワニは夜活動するらしいから日中はわりと平気だけど、今回の2歳の犠牲者は夜9時半ごろに人工池の浅瀬を行ったり来たりバシャバシャしていたらしい。そこへワニのお出ましとなったわけだ。ワニの脳みそはボルフボール位の小ささで、いわゆる頭脳がシンプルなんだそう。だから、人間が餌を与える行為をすると、その人間そのものが餌に見えるらしい。この子がなにかを池に投げていたかは未確認だそうだが。

この子の家族はネブラスカから観光で来ていたそうだが、ネブラスカの人はフロリダの夜の池の傍が危険だってのはおそらく知らなかったんだろうと言われている。ワニは陸を移動できるから、人工池だろうが自然の沼だろうがどこにでも生息できる。地元の人は知っている事らしいが、だからって観光客の為に生態系を操作するのは間違っている。今回の事件ですでにそばで発見されたワニが5頭殺されたらしいけど、それは間違ってる!


人間、なんかどんどん間違った方向に行ってる。アメリカって動物愛護にうるさいんじゃなかったっけ?ディズニーも『今回の件ではご家族に哀悼の意を表します。法律的に援助できることはすべてするつもりです』とかいってたけどこれもアメリカらしい。

亡くなった子供の事を思うと心が痛いけど、こうやって法律だの保証だのの話が出るたび、私は一人シラケてしまう。