お兄ちゃん流根回しのススメ | sunset diary

お兄ちゃん流根回しのススメ

また長男の事。最近出番が多い。

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卒業式の前の日に私にテキストが入った。

長男『TJ(スーパー)で買う白ワインだったらどれがおすすめ?』
私 『$4.99あたりの白ワインでいいんじゃない?私は飲まないけど、ピノとかアメリカンの女性は好きだよ』
長男『いや、近所に明日のパーティーの事を報告しに行く手土産として必要なんだけど』
私 『$8.99だね。白。アメリカ人は白好きだから』
長男『Thanks Mom!』


って事だった。

今彼が住んでいる所は一軒家。住宅地の袋小路、いわゆるCul de sac にあり、その袋小路にはあと3件ほどある。大家はよくこの家を学生に貸したよね・・・って思うけど、借りる限りはしっかり隣近所とやるんだゾとだけはあらかじめ言っておいた。

後から聞いた話だが、引っ越して直ぐに隣近所に彼自身の携帯番号を渡しにいき『これからは夜中にうるさい事があるかもしれません。何かあったら僕に連絡ください』って挨拶して回ったそうだ。さすがお兄ちゃん。『だって、ママとパパも昔そうしてたじゃん』って、子供ってよく見てるね。

※昔って、彼が16歳の誕生日を迎えた時。ドイツでは大々的に子供たちだけで祝う。もちろんお酒入り。私は隣近所に誕生会の事を事前に告げ(モノはもっていかないけどね)、家を子供たちに明け渡したのを覚えてる。12時にお開きで私とオットが家に戻った時は、まぁ残骸は残っていたけど、長男と友達数人で片付けしていたのを覚えている。

で今回の宴。

彼は用意周到で、金曜の私たちとの夕食後に分かれた後、頼んでおいたビールの樽をお店に取りに行き、夜10時からのパーティーと相成ったそうだ。次の日の朝、彼の家に行くと数台の車がCul de sacに止まっていた。そりゃ飲んだら泊まるだろう。隣の人が芝刈りしていたので挨拶しにいくと『あぁ、あなたの息子さんですね、卒業おめでとうございます。昨日は楽しそうでしたよ、それなりにちゃんとやっていましたよ。警察も来なかったし(笑)』って聞かされた。

ふたを開けてみるとちゃんとしてた。こういうもんでしょう。30人くらい来たらしく、残骸はみたくないので家には入らなかったけど、彼らはもう起きて朝ごはんも終わり、今日一日掛けて掃除するって言ってた。昨日は近所から「パーキングの車が邪魔で車が出せないから動かしてくれ」って電話が一回あっただけで、騒音に対しての苦情はなかったそうだ。やっぱり先手を打ってワイン持って行ったのが利いたんだね。根回しよくやった、お兄ちゃん。でも、これからはモノは持って行かないでもいいんじゃない?告げに行くだけでいいんだよとは言っておいた。

そういえば、ドイツやデンマークではよくごみ回収車の人にゴミを多く持っていってもらう時にビールを2本渡す習慣がある(今はどうか分からないけど)クリスマス後なんか特にごみが多いからどこのお父さんもコレやってた。女性はしないっていう暗黙の了解ってのはあったけど。アメリカでコレやったらわいろになるのかもね。

とにかく、お兄ちゃんは長女と違って世渡り上手だって思った。さすがサッカー部のキャプテンだけある(笑)根回しの人だね。

そのお兄ちゃん、今日から友達と隣の州である週末ぶっ通しの音楽の祭典に行くそうだ。これまた先日『音楽祭に徒歩で行けるところにパパがいつも使ってるホテルがあるんだけど、普通だと高いんだ。パパの割引使わせてもらえないかな。もちろん料金は僕たち4人で割って払うから』って来た。以前だったら絶対こういう事はオットは許可しなかったけど、今の彼なら大丈夫って思ったのか、昨日はオットが直々ホテルに電話して『僕の名前で予約入れるけど息子が泊まるからよろしくお願いします』って手配してあげていた。

その後私が息子に連絡し『いいこと。パパの名前で予約しているって事はホテルの部屋をめちゃくちゃにすることは絶対にしないでね』と伝えた。すると『大丈夫、Hangover(映画の)みたいにしないから。次の日起きたらトイレに虎がいるって事はないから心配しないで』って返事がきた。

音楽仲間(趣味の多い子だまったく)4人で行くので、会場でほとんど生活し、ホテルには寝に帰るだけになるらしい。昔からホテルの使い方は教えてきたつもりだが、どこまで実践しているかは分からない。他の友達が酷いかもしれない。それもひっくるめてあんたが責任持つのよ!!!って釘さしておいた。


この子はほんとに人生謳歌してるって思った。