自分で考えさせる
子どもを自立させる事に、近道はないと思う今日この頃。
物事を自分で判断させ、自らの意思で行動させ、最後はその決断に責任を持たせたるプロセスがいかに重要な事かと。手を出すことが「手塩にかける」ということではなく、自分(親)が一緒にやってみせて、順々に彼らにそれを自分でやらせていくことを「手塩に掛ける」というんだとつくづく感じている。
親が手を出せばこんなに簡単なことはない。親がコントロールしていれば、間違いなく最短距離で結果に近づける。でも、親はいつまでも子供と一緒にいるられるわけではなく、彼らを自立させ、それぞれが伴侶を見つけ、家庭を築いていかなければ社会は続かない。
運が良かったか悪かったか、私は早くデキ婚して、オットと試行錯誤の育児生活がはじまったけど、紛らわしいネット文化もなかったから、お互いに育児の信念が築きやすかった。
転ばぬ先の杖的考えの私と、転ばせてからどうにか対処しようとするオットとの間には、今まで幾度も衝突があった。親の私たちだって普通の人間だから、決断を間違えることはしょっちゅうあるって事も、子供たちに見せてきた。でも、いつも問題にぶつかると、一生懸命自分たちでなんとか乗り越えてきた。
最近、長男と長女の行動に変化が見えてきた。
長男はこの夏のドイツの滞在期間中、色々な事を体験してきた。
夏の大学のドイツ語プログラムに参加していたのは、アメリカからは数人いたらしいが、彼は10年生までドイツの学校にいたので、クラス分けテストではもちろん上級クラスに入ってしまった。クラスメイトは皆、欧州中の学生や社会人たちだったそうだ。彼らのほとんどは、ドイツ語が第二外国語で、しっかりと読み書きができるが、しゃべりはイマイチ。息子はしゃべりはきちんとしているが、理論立てて文章を書かなければいけない事に手間取り、2日目からは人より数時間早く学校に入り、教授に文章の添削を受けていたそうだ。
ドイツくんだりまできて、アメリカの大学での勉強のペースでいたら意味がないって、自ら一念発起したようだった。クラスは午後5時まであり、その後はビールを一杯ひっかけてからアパートへ帰り、復習して次の日に備えていたらしい。たまにWhat's appで電話をしたことがあるが、朝晩の電車通学が恐ろしく長くて大変といっていたが、それも長く続くわけではないし、今は考えない事にしているとも言っていた。
変わった。長男は「動き回る虎」の性格だから、とにかく物事を待つことは大の苦手で、直ぐにイライラするタイプだったが、今の大学に編入した2年前くらいから、少しづつ「寝て待つ」ことができるようになってきていた。
アパートのトイレで水漏れや電球が切れた時は、彼が率先して管理室に連絡をとっていたし、壊れたものは、自分でなんとか直すことにも着手していた。以前はこれらは全て→母→父の順で事が進んでいた。
ベルリンのアパートは、地下室をあてがわれていた。この夏は暑かったので、地下室は涼しくてありがたかったそうだが、ある時帰宅すると地下室で水漏れがあり、布製のスーツケースだったので、水がしみて、中身をすべて洗濯しないといけない目に遭った。以前の息子だったら、イライラして物に当たったり、なんか悪い方向へ考えが行きそうだが、「別にこれで死ぬわけじゃない。大家が帰ってきたら文句言うけど、その前に先ず洗濯しなきゃ・・・」って、なんだか達観していて驚いた。
先日、彼がアメリカに帰国する日。前日まで覚えていたけど、当日私はすっかり忘れていた。オットはドイツだし、次男は学校が始まっているし、自分の仕事も含めていろいろ忙しくてそれどころじゃなかった。
すると、夕方娘から「xx(長男)の飛行機、悪天候でここに着陸できなくて、隣の州に急遽航路変更になったみたいで、いつこっちに戻ってくるか分からないよ。だから、私はまた家に戻って待機する事にしたわ」ってテキストが入って気が付いた。
夏休み中、息子の車を住んでいる街に置いておくのは嫌だったので、ドイツに行く前に実家に置きに来ていた。それを、息子が帰国する数日前に、娘とその彼が取に来てくれていて、長男の車は娘の家に待機してあった。彼女が兄を空港に迎えに行き、息子は自分の車に乗って、数日前に入居しているルームメートの待つ新しい家に行き、ソファで寝ることになっていたが、飛行機が大幅に遅れてちょっと段取りが狂ったようだった。
私は次の日が早いので、さっさと10時前に寝てしまったが、娘からちゃんとテキストが入っていて、「xx(息子)は今、ウチから車に乗って自分の家に帰って行ったよ」って、夜中のメッセージに、翌朝気が付いた。何かあったら電話を掛けてくるだろうと思っていたし、13歳の子供じゃあるまいし、彼らは自分たちでどうにかするだろうとの思惑は当たっていた。長男も娘も、あらゆる予期せぬ出来事に免疫ができてきているようだ。パニックにならず、落ち着いていて感心した。後で聞いたが、長男はずーっと寝ていて、騒がしいなと思って起きたら、着陸が他の州って聞いてびっくり。へー、こんなこともあるんだ、墜落するよりマシだなって思ったそうだ。そりゃそうだ。
次の日の朝はさすがに疲れているだろうと思い、お昼近くに電話してみたら、既に妹の所から荷物をすべて新居へ移動し、今はベッドを組み立て終わったところ。これからシャワーカーテンを買いに行くんだってところだった。人間、変わるもんだね。大学の秋の授業もバイトもすぐに始まるから、ゆっくりするヒマがないって言っていた。
男の子って、体験したことを1から10まで並べて話すって事できないから、私が聞いた話はきっとほんの一部に違いない。次男みたいに、あれこれベラベラ話すのも困りものだが、長男は口数が少なくて話を聞き出すのが大変だ。でも、ドイツでは週末にバスに乗って幼馴染の家を泊まり歩き、いろいろな討論をしたのが楽しかったっていうのを聞いて、とてもうれしかった。彼はとにかく友達に恵まれた子だから、今もこうして繋がっているのは、聞いていて母としてうれしい。
友達は大事にしてほしい、親より大事だからね。
物事を自分で判断させ、自らの意思で行動させ、最後はその決断に責任を持たせたるプロセスがいかに重要な事かと。手を出すことが「手塩にかける」ということではなく、自分(親)が一緒にやってみせて、順々に彼らにそれを自分でやらせていくことを「手塩に掛ける」というんだとつくづく感じている。
親が手を出せばこんなに簡単なことはない。親がコントロールしていれば、間違いなく最短距離で結果に近づける。でも、親はいつまでも子供と一緒にいるられるわけではなく、彼らを自立させ、それぞれが伴侶を見つけ、家庭を築いていかなければ社会は続かない。
運が良かったか悪かったか、私は早くデキ婚して、オットと試行錯誤の育児生活がはじまったけど、紛らわしいネット文化もなかったから、お互いに育児の信念が築きやすかった。
転ばぬ先の杖的考えの私と、転ばせてからどうにか対処しようとするオットとの間には、今まで幾度も衝突があった。親の私たちだって普通の人間だから、決断を間違えることはしょっちゅうあるって事も、子供たちに見せてきた。でも、いつも問題にぶつかると、一生懸命自分たちでなんとか乗り越えてきた。
最近、長男と長女の行動に変化が見えてきた。
長男はこの夏のドイツの滞在期間中、色々な事を体験してきた。
夏の大学のドイツ語プログラムに参加していたのは、アメリカからは数人いたらしいが、彼は10年生までドイツの学校にいたので、クラス分けテストではもちろん上級クラスに入ってしまった。クラスメイトは皆、欧州中の学生や社会人たちだったそうだ。彼らのほとんどは、ドイツ語が第二外国語で、しっかりと読み書きができるが、しゃべりはイマイチ。息子はしゃべりはきちんとしているが、理論立てて文章を書かなければいけない事に手間取り、2日目からは人より数時間早く学校に入り、教授に文章の添削を受けていたそうだ。
ドイツくんだりまできて、アメリカの大学での勉強のペースでいたら意味がないって、自ら一念発起したようだった。クラスは午後5時まであり、その後はビールを一杯ひっかけてからアパートへ帰り、復習して次の日に備えていたらしい。たまにWhat's appで電話をしたことがあるが、朝晩の電車通学が恐ろしく長くて大変といっていたが、それも長く続くわけではないし、今は考えない事にしているとも言っていた。
変わった。長男は「動き回る虎」の性格だから、とにかく物事を待つことは大の苦手で、直ぐにイライラするタイプだったが、今の大学に編入した2年前くらいから、少しづつ「寝て待つ」ことができるようになってきていた。
アパートのトイレで水漏れや電球が切れた時は、彼が率先して管理室に連絡をとっていたし、壊れたものは、自分でなんとか直すことにも着手していた。以前はこれらは全て→母→父の順で事が進んでいた。
ベルリンのアパートは、地下室をあてがわれていた。この夏は暑かったので、地下室は涼しくてありがたかったそうだが、ある時帰宅すると地下室で水漏れがあり、布製のスーツケースだったので、水がしみて、中身をすべて洗濯しないといけない目に遭った。以前の息子だったら、イライラして物に当たったり、なんか悪い方向へ考えが行きそうだが、「別にこれで死ぬわけじゃない。大家が帰ってきたら文句言うけど、その前に先ず洗濯しなきゃ・・・」って、なんだか達観していて驚いた。
先日、彼がアメリカに帰国する日。前日まで覚えていたけど、当日私はすっかり忘れていた。オットはドイツだし、次男は学校が始まっているし、自分の仕事も含めていろいろ忙しくてそれどころじゃなかった。
すると、夕方娘から「xx(長男)の飛行機、悪天候でここに着陸できなくて、隣の州に急遽航路変更になったみたいで、いつこっちに戻ってくるか分からないよ。だから、私はまた家に戻って待機する事にしたわ」ってテキストが入って気が付いた。
夏休み中、息子の車を住んでいる街に置いておくのは嫌だったので、ドイツに行く前に実家に置きに来ていた。それを、息子が帰国する数日前に、娘とその彼が取に来てくれていて、長男の車は娘の家に待機してあった。彼女が兄を空港に迎えに行き、息子は自分の車に乗って、数日前に入居しているルームメートの待つ新しい家に行き、ソファで寝ることになっていたが、飛行機が大幅に遅れてちょっと段取りが狂ったようだった。
私は次の日が早いので、さっさと10時前に寝てしまったが、娘からちゃんとテキストが入っていて、「xx(息子)は今、ウチから車に乗って自分の家に帰って行ったよ」って、夜中のメッセージに、翌朝気が付いた。何かあったら電話を掛けてくるだろうと思っていたし、13歳の子供じゃあるまいし、彼らは自分たちでどうにかするだろうとの思惑は当たっていた。長男も娘も、あらゆる予期せぬ出来事に免疫ができてきているようだ。パニックにならず、落ち着いていて感心した。後で聞いたが、長男はずーっと寝ていて、騒がしいなと思って起きたら、着陸が他の州って聞いてびっくり。へー、こんなこともあるんだ、墜落するよりマシだなって思ったそうだ。そりゃそうだ。
次の日の朝はさすがに疲れているだろうと思い、お昼近くに電話してみたら、既に妹の所から荷物をすべて新居へ移動し、今はベッドを組み立て終わったところ。これからシャワーカーテンを買いに行くんだってところだった。人間、変わるもんだね。大学の秋の授業もバイトもすぐに始まるから、ゆっくりするヒマがないって言っていた。
男の子って、体験したことを1から10まで並べて話すって事できないから、私が聞いた話はきっとほんの一部に違いない。次男みたいに、あれこれベラベラ話すのも困りものだが、長男は口数が少なくて話を聞き出すのが大変だ。でも、ドイツでは週末にバスに乗って幼馴染の家を泊まり歩き、いろいろな討論をしたのが楽しかったっていうのを聞いて、とてもうれしかった。彼はとにかく友達に恵まれた子だから、今もこうして繋がっているのは、聞いていて母としてうれしい。
友達は大事にしてほしい、親より大事だからね。