味覚の変化 | sunset diary

味覚の変化

長男が去年の暮れに出戻ってきて、それはかなりの重荷だった。私は物事にはどれも理由があると思うたちなので、何とかこの事実を流す用に心がけていた。

一つだけ嫌だったのは、彼がキッチンを使う事だった。昼夜はほとんど顔を合わさなかったが、やつはとにかく健康オタクなので、朝から王様並みの食事を用意していた。野菜をいっぱい入れたオムレツはほんと、毎朝作っていた。

私は彼のかたし方、そして電気コンロや換気扇、そしてその周りのカウンター付近の油のはねが超気になるわけだ。

私のキッチンを使うならちゃんときれいに毎回拭いてくれと言ったが、彼のかたし方はいつも不十分だった。

いつしかこっちが諦め、私が片すようになった。彼は朝食を作ったら先ずは部屋へ行って食べてしばらくしてから降りてきて台所を片すってのも私は我慢ができず、サッサと仕事へ行ったりしてとにかく手を出さず、自分がその場から逃げる事にしていた。私がしばらくして帰って来たらちゃんと洗ってはあるが、流しに野菜の切りカスがある…ってのはしょっちゅうだった…

すべては私の躾がなってなかったってことだ。

いや、娘や次男はA to Z がちゃんとできる。長男の場合は ADDの気があるからだろうか。とにかく片付けができない。

話は長くなったが、こんな長男でも私たちに好影響をもたらした事もある。それは健康的な食生活。

彼は一切白い炭水化物を摂らない。パンはライ麦も含めてすべて排除し、とにかくWhole grain (全粒粉)のパスタ、玄米、そしてサツマイモしか摂らないのだ。高タンパク、そして食物繊維、コレでお腹いっぱいにするのは結構お金もかかる。オーガニックの肉、野菜、乳製品、それに穀類に果物、これらはアメリカは本当に高いのだ。

とにかく、長男は学校では持参したパスタサラダ、夜はバイト先からチキンなどのタンパク質の入ったサラダを持ち帰り食べているようだった。たまによるご飯を一緒にしようと思うと、「あ、それは白いからいらない」とか言われてしまうのだ。

なので、いつしか我が家では炭水化物は玄米とWhole Grain のパスタしか食べなくなった。

慣れとはすごい。これに慣れてしまうと、白米や白いパンが美味しく感じなくなってしまうのだ。これらがやたら甘く、いわゆる「味」がしないのだ。

長男以外はそれでもパンは食べたが、それでもいつもライ麦パンを買い、コレで次男と私のお弁当のサンドイッチを作っている。

昨日、次男のたっての頼みで超久しぶりにうどんを茹でた。本当に久しぶりの白い炭水化物だ。

出汁もとってスープを作り、鶏肉も根菜と別に煮てきれいに盛り付けた。本当に去年の暮れに母が作ってくれた以来だと思う。

でも特別美味しく感じなかった。やっぱりね…

次男が海苔巻きが好きだから良く二人だけで食べに行くんだけど、私は酢飯も美味しく感じないのだ。先週末なんて、玄米で巻いてもらったくらいだ。** アメリカではレストランで玄米で海苔巻きを作ってくれるところが多い。

とにかく、昔からクロワッサン以外のパンは好きではなかったが、味覚が変わってしまったのは驚きだ。納豆も玄米で食べるだなんて、以前は考えも及ばなかった。

とにかく、長男のおかげで思いもよらずに健康的な食生活に改善できた。しかも、このおかげで炭水化物はほんのちょっとだけ食べるだけ。以前は白米をたっぷりお代わりもしていた事がウソのようだ。年齢も関係してるのかもしれない。

でも日本に行って美味しい白米を食べたらまた味覚が復活するかもしれない。

私がそれでも痩せないのは運動で筋肉がついたのと、チョコレート、それにお酒かな。

これはやめられない。



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