次男の担任との面談 | sunset diary

次男の担任との面談

上の子達二人の今期セメスターが終る5月の2週目には、次男の小学校ではEOG(End Of Grade)という3年生~5年生の生徒対象の、州全土一斉の学年末試験がある。科目はReading,Writing,Mathそして、五年生だけはこれにScienceが加わる。試験は一日一教科、それぞれトイレ休憩を挟んで3時間ほどの長丁場だ。


次男は現在4年生で、去年初めてこの試験を経験した。あの時は肝っ玉のでかい次男でさえ、『試験に失敗したらどうしよう』と、練習問題に取り組んでいる段階ですでにパニックを起こしたくらいだった。

あとで他のお母さんから聞いたのだが、なんと担任の先生達は、生徒の成績いかんでボーナスが上下するというのを聞いた。公立校は、一種の企業のようだ。

よって、先生方は試験前から子供達にこれでもか!というくらい練習をさせるし、『試験に負けないのよ!これだけ練習問題を解いているんだから、貴方達は試験当日も大丈夫!You can do it!!!って、選挙運動さながらに子供達に暗示を掛ける。

  
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さて今現在、次男のクラスでもすでにこの『試験対策』が一ヶ月も前から始っている。ということは、6月初旬から夏休みなのに、3月下旬からすでに新しい単元無し!という状態が始っている。国語(英語)なら単元などはないから分かるが、数学は毎日ひたすらレヴュー(復習)ばかりなのだ。

そこで、次男がクラスでの集中力がすっかり落ちて、かなりだらけきっているという通知が先週初めにあった。

3月頭に、急にクラスの担任が女性から男性、しかもとっても若い人に代わった時点から、すでに次男の集中力は途切れていた。オープンハウスに行ったときに新しい先生と話してみて分かったが、この先生、とにかく若くて、次男には彼を先生と思えない、リスペクトできないんだなということが読み取れた。この先生は、どうみても20代半ば、私の長男に毛が生えたような見かけだ。これは困った。

その後、次男は案の定先生を軽く見ている気がしてきた。毎日の宿題も、学校で隙をみては済ませてきてしまい、家にもってくる宿題がほとんどないのだ。問いただすと、『授業中にすべき事が終っちゃうから、先生が宿題に手をつけていいっていうんだもん』という回答だった。

ここ2,3週間は、『することが無くて学校がつまらない。ママ、ぼく明日も学校に行かなくちゃダメ?』って聞いてくる有様だった。毎週月曜日に持ってくる《先週の課題、宿題、行い評価》をみると、行い(Behavior)のチャートがどんどん下がってきているのが気になった。先週の月曜には、とうとう最低評価のになっていて、先生のコメントがずら~っと書かれていた。

《○○はクラスで最近かなり集中力を欠いています。おしゃべりに拍車がかかり、僕の話を何度も中断します。先週の木、金は特に酷かったです。提出物も出ていますし、課題もきっちりとこなしますが、とにかく態度がひどいのです。ご家庭でも是非、彼と話す時間を持ってみてください。来週は改善される事を望みます・・・》

ってことだった。

私は即、先生にメールを入れて、3日後に面談することを取り決めた。彼は、次男のAG担当の先生も面談に誘ってくれた。

(※AGとは、Academicaly Gifted の略。国語と算数、それぞれに抜きん出ている子を集めて、週一回だけ特別教室がある。大層な名前だが、小学生なので中身は大した事はやっていないし、それほど凄い子の集まりとは思えない)

さて面談。この日は先生から、次男は面談に連れてこないでといわれていた。大人だけで話しをし、それぞれが次男と話す事にしようという理由で。先生が2人も来るなんてってことで、久々に夫も野次馬的に付いてきた。

担任の先生:

・次男は最近、《この単元は僕はもう熟知している。だから練習問題はつまらない。どうしてやらなきゃいけないの?》と、傲慢になっているところがある。

AGの先生:

・(次男は数学だけ)AGクラスでは、ある数学の問題を自分のやりたいように解かせたり、私が例をだしてそれを応用して解かせたりと、子供に多様性を求めている。○○は自分のやりたいようにやらせると、楽しんで誰も思いつかないようなワザと遠回りなプロセスをして、私を驚かせる。その時は目をきらきらさせて、嬉しくてしょうがないそぶりを見せている。

しかし、こちらが提示するプロセスに沿うようにいうと、それを拒否して、自分のやりたいように操作してしまう。『答えがあっているのだから良いじゃないか』が次男の言い分。しかし、ミドルスクールに進んだら、解き方のプロセスを指定される事が多くなる。せっかく能力があるのだから、今から練習させない手は無い。


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二人の先生から次男の学校での態度を聞き、私もまったく同感だと伝えた。まったく思い当たる節だらけである。次男は兄妹とかなり年が離れているし、常に年上の友だちや大人に囲まれて育ってきている。同年代の友だちとの戦闘ごっこはもちろん好きだが、数字の沢山出てくる本、最近は核燃料や風力発電などの本にのめりこみ、常にこれらの本を読んでいる。私の膝に今でも乗ってきて抱っこをねだったり、ぬいぐるみと未だに寝ているが、朝起きれば直ぐに原子力発電所のしくみの本を読んでいる子なのだ。担任の先生曰く、

『○○は、4年生レベルの話題よりかなり上の話題をいつも提供してくれるので、クラスの子供達の良い刺激となっています。しかし、たまに彼に罰を与えて《今日の外遊びはなし!》というと、嬉しそうに核燃料の本を持ってきて読んでいるんですよ…』、と言われた。


これは私のせいだ。


算数の問題が解けたらすることがなくてつまらない=おしゃべりに移行。この子はおしゃべりが多いのが問題なので、『それなら本を読みなさい。課題が終っちゃったら、先生に聞いてから本を読みなさい』

と言ってしまったからだ。クラスの邪魔をするより、本を読んがほうが絶対良いに決まっているが、息子は罰を与えられても、本が読めるんだったらそれに越した事はない!と思っているんじゃ元も子もない。

とにかく、

・クラスは22人も生徒がいる。先生はあなた一人を教えているのではない。友だちの事も考えて、先生の話を中断するような事はしない

・授業中の課題はすべてこなすこと。分かっていることでも、やらなければいけないことなので、それは絶対に片付けること。

・先生とママ達は、あなたが出来ないことをやらせているつもりは無い。できると思っているからこうやって話し合いをしているのだ。先生方に感謝する事を忘れずに。

と、一週間単位で話し合うことを息子と話し合った。先週一週間はかなり真面目に授業に取り組んだようだ。先生から金曜日にメールが入った。息子も、『月曜日にもらう先週の報告書はかなりいいはず!』と自信満々だ。


ドイツもそうだったが、No child left befind/おちこぼれをなくそう運動が特に盛んなアメリカ。次男だけでなく、クラスの4分の1は足踏みを強いられている子供達だ。こういう子は結局は親がどうにかしないと、どんどんとフェードアウトしていく事になるのだ(我が家の長男なんて最たる例だ。私は長男の時は、自分の独語勉強が忙しくて疎かにしていた)


とりあえずEOGのテストまであと2週間、次男の気を引き締める為に私の気を引き締めなくては・



これが一番難しい…