Go Andy! | sunset diary

Go Andy!

と思ったのもつかの間。ナダルとのセミファイナルは、2時間半近くかかってさっきやっと終わった。

Nadal vs Murray 6-4,2-6,6-1 ナダルの勝ち。

『また負けるかも。いや、今度こそ。この一点こそ、あと一点…、もう一点』って、彼の心の声が痛いほど聞こえてきた。こちら(キッチンで)で母と料理をしながら、長~~いラリーを途切れ途切れで観ていた。
1セット目、ナダルに喰らいついていたけど、やはり振り切られてセットダウン。

2セット目、ここ数ヶ月のマレーだったら、この時点であっさりと失速してバカバカブレークされて、情けなく負けるのに、今日のマレーは違った。一球一球を丁寧に、かつ、アグレッシブに返していたし、ナダルとはラリーを続ければ続けるほど負けるということが分かってきたのか、早めにケリをつけることに気を張っているのが見受けられた。がんばれアンディ、もう直ぐセットがとれるよ!と、何度も声がでた。おぉ、取ったじゃないか!

ここで1セットオール。3セット目にもつれ込み。しかし、アンディの相手はあのナダル。絶対に諦めないナダルだ。やっぱり取られちゃったよ(苦笑)

2セット目にアンディが2ブレークしてリードしてきたとき、マレーのちょっとした、ほんのちょっとの気の緩みが誰の目にも映った。思いっきり打ち込んでしまえばいいところを、あまいなドロップショットを入れて、ナダルに即付けこまれたことが2回ほどあった。

ナダル相手にどこまで集中力を維持できるかが鍵だったけど、今日のマレーは、2セット目はしのげたけど、やはりファイナルセットはムリだった。

これが1位と4位との差と言えばそれまでだけど、今日のマレーはよくやったと思う。

先日の対シモーン戦で観客を敵に回してしまったので(※)、今日の試合の観客の態度が気になったけど、蓋をあけてみればそうでもなく、今日の試合は見ごたえがあったんじゃないだろうか?

このままいけ、アンディ!次の試合もがんばれよ!

※シモーンの地元ではないけど、同じフランス語が公用語のモナコでの試合。マレーとの試合の序盤、シモーンは足を挫いてしまい、それでも試合を続けた。マレーはそんなシモーン相手に、最も効果的なドロップショットを使って相手を翻弄させた。『汚いプレーだ』と観客は憤慨し、ブーイングの嵐になった。マレーは始終、そんなブーイングの嵐の中を戦い抜き、ストレートでシモーンに勝った。

忘れもしない4年前のウィンブルドン。女子の試合で、セリーナ対ハントゥコーヴァ戦。セリーナは足をつってメディカルタイムアウトをとった。雨も彼女の見方をしてくれて、しばらく試合が中断し、数時間後に再開されたときは、足を引きずりながらの試合だった。そんなセリーナに、ハントゥコーバは始終動揺/葛藤し、結果、セリーナが気迫で勝ってしまった。ハントゥコーバは「プロ」になりきれなかったのだ。

先日のマレーは、きっと自分の中でそんな「悪魔と天使」と戦ったに違いない。

よくやったと思うよ、マレーは。自分で「大人になれよ、アンディ!/Grown up, Andy!」って、プレステのやりすぎで腱鞘炎になったときに言ってたけどほんと、

がんばれよ、アンディ!