お節介 | sunset diary

お節介

今朝、カナダにいるシャンデールのお父さんが亡くなった。


年末のゴタゴタも少し落ち着いた1月末、今度はとうとう肝臓にも癌が転移したことがわかった。とにかく末期の癌だったので、余命は数週間とはわかっていた。週末の彼女の家でのパーティーの前の日にも、「来週辺りかも知れないから、葬式用の黒いズボンを買いに行かなくちゃ」って、急いで買い物に行ってた。

で、今朝一番の国からの電話。私は今日の午後知ったんだけど、私に出来る事って言ったら、彼女の子供達の面倒くらいしか思いつかなかった。

明日の朝一番のカナダ行きのチケットをゲットしたらしいが、空港は州都のラーレーから離れたグリーンズボロー。明け方3時半にはここを出発しないといけないのに、子供達も一緒に空港まで連れて行く気でいた彼ら。私が彼らを面倒見るってかってでて、彼らをウチにつれて来る事にした。明日の朝はうちから子供達を学校に送り出すということで、今夜は悲しまないようにとにかく明るく楽しく過ごす事を心がけた。


夕飯も楽しく皆で食べ、いよいよ8時過ぎに子供達をベッドに入れたが、いつものように兄弟の下のジョシュアが「あれがないと寝れない、これがないと寝れない」と駄々をこね始めた。こうなると、ウチの次男も寝付けないし、ジョシュアのお兄ちゃんノアもダメ。と、そこへシャンデールが彼らのご要望のぬいぐるみを持ってきた。


そしたらもうダメ。今日は珍しくお兄ちゃんのノアが泣き出してしまった。

「ママ、僕も一緒にカナダに行きたい。それがダメなら空港まで一緒に行きたい。ウチに帰りたいよ~~」

私が彼女達の家に泊まりに行けば、夫婦(デリックはシャンデールを空港に送っていかないと)は子供達を置いて空港にいけると思い、それもオファーしてみた。本当に心の底からそう思ったから。もう、一体何してあげたら良いか、はっきりいって分からない状態。

でも、シャンデールはそれを断った。夫のデリックも『ありがとうSchatzi。大丈夫、最初から子供達を連れて空港に行くつもりでいたんだから、これでいいんだよ。学校は休めばいいんだから。』

と断った。彼らは家に引けたけど、私にはこれ以上どうしたらいいのか分からない。そこへ丁度夫から電話があったので、一体どうしたらいいのか聞いてみたけど、

『子供達に状況を分からせ、一旦約束したらそれを貫く事を日頃から教えていないと、急にこういう状況下で分からせるのは難しいと思うよ。ウチはそういうところは、他の家より厳しかったし、絶対に僕達も引かなかったから、子供達は言う事を聞かざるを得なかったけど、こればかりはそれぞれの家庭にに差があるから、君の出る幕じゃない。彼らがそう判断したんだったら、それに従うしかない』

と言われた。

決めるのは親だから、私も無理やりノア達に『ここにいなさいっ!』なんて言えないし、シャンデールに今ここであれこれいう状態じゃない。


分かっちゃいるんだけど、何もしてあげられないことがもどかしい。



結局今日私がした事は、かき回すだけのお節介だったんだな。