スタンダード仕上げの娘
昨日のつづき、我が家の目立たない娘ちゃんの成長過程のご紹介です。
彼女は日本で生まれましたが、3歳になる頃にドイツに渡りました。歩くより、おしゃべりの方が先だった彼女の最初の言葉は日本語でした。当時夫は英語で子供達と話していましたが、娘の返す言葉は絶対日本語でした。
そんな彼女、ドイツに越してからは社交的な2歳上の兄にくっ付いて回っていましたが、どんどんドイツ語を人前で使って/間違えてを繰り返して覚えていく兄とは違い、娘は絶対に口を開かない子でした。家ではベラベラおしゃべりなのに…
そして幼稚園でJという女の子に運命的に出会い、娘の世界が変わります。しかし、無情にも娘の方が半年以上Jより年上で、小学校入学が1年ずれてしまいました。娘はJ抜きで入学し、また萎縮して口を利かない子になってしまいました。とにかく自分から友達を作るタイプではない子なので、環境が変わると大変です。
授業に付いてはいけていましたが、1学年上にいるはじけた交友関係の兄とはまったく別で、いつもクラスでぽつんとしているような子でした。本人曰く、『動いている人を見ているだけで楽しいの。中に入ったら疲れそうだし(爆)』
そしてこんなゆっくりな子が、4年生になって進路を決める事になりました。彼女の担任の先生は、3、4年生を通しで彼女を受け持っていたので、この時点での判断は、
彼女はまだ幼すぎる。ギムナジウムにいったら、発言力のある子、自分から授業に入っていけるポジティブな子でないとやっていけない。彼女にはムリです。
でした。確かに、娘はクラスで一番歳の若い子でしたし、体型も一番チビ。特別頭がいいわけでもないし、とにかく目立たない。なので、1年地元のハウプトシューレ(職業訓練校)に通って様子を見る事にしました。
この学校で彼女は目覚しい変貌を遂げました。なぜなら…
・ギムナジウム/レアルシューレにいけなかった、あるいは親の意思でここを選んだ子がそろっているので、ずば抜けて頭のよい子や、特別やる気のある子はいないので、授業の速度が至ってゆっくり。
・速度がゆっくりなので、ここで初めて自分なりの勉強のやり方を見つけることができた。
・すると成績が見る見るあがり、自分ひとりでがんばれる大きな自身をつけた。
・日本語の読み書きはすっぱり諦め、ドイツ語だけに集中したから。
このハウプトシューレ5年生の担任の先生にも救われました。彼はとってもlocker(くだけた)な先生で、子供達に細かい指示を出す人でも、完璧を求める人でもありませんでした。彼のこういう性格が、娘を萎縮させず、のびのびとさせてくれたことが良かったのだと思います。
その後ムリをせずにギミの5年生に編入し、新しい生活が始まりました。6年生になった時、数学にちょっと手こずったことがあったのですが、直ぐに私の友達の息子、娘と同じギミに通う上級生のお兄ちゃんIに家庭教師をしてもらい、手遅れになる前に軌道修正してもらった事もありました。このIの教え方が上手く、彼女を数学アレルギーから解き放ってくれた事にも感謝します。今でも彼のフィロソフィーは、娘の心の隅にあるそうです。
まとめてみると、
・ギミへの入学を1年遅らせた事により、自分で問題解決策を見出す事に成功した
そして、それに寄って…
・決して自分のテンポを乱さず、要点をつかんでコンスタントに勉強する(=ダラダラ勉強しない)
・授業の中に答えはあるので、居眠りせずにしっかり聞く(笑)
・分からない事は直ぐに解決。荷崩れを起こさないように、抜けたものは直ぐ補強し、飛び出たものは中にもどす。
・試験の前の日には勉強しない
という学習スタイルが出来上がったそうです。実に母とは逆(爆)そして、長男も私と同じタイプ(爆)しみじみと感じます…。
最近、彼女の英語の提出物(課題)の採点が終わって戻ってきました。彼女の場合、クラスで普通に返されたのではなく、先生の部屋に呼びだされたそうでビビッて先生の部屋に行くと、これは本当にあなた一人で作成したの?9月始めのテストの時とは雲泥の出来だし、誰かに手伝ってもらったとか?と聞かれたそうです。そして娘の返答。
それはムリです。他に利く人いませんし、家族だって誰一人しっかりとした英語は出来ないですから(爆)↑よく言った、娘!
すると、先生は彼女の努力を褒めちぎってくれたらしく、とっても喜んで帰ってきました。本人曰く、
『勉強の仕方はドイツの方が断然好きだけど、こうやって褒めてくれたり、リサーチの多い授業はやる気がもっとでるね。うれしいもん』
だそうです。
この子はこのままマイペースで階段をあがっていく子だと思います。植木にたとえると、

娘は右のほうですかね。その名も、スタンダード仕上げ(爆)下の葉っぱをどんどんとって、横の芽を一切ぬいて真中一本にしてあげ、ある程度成長したら伸ばし放題(笑)こんな感じでしょうかね。
左の様に早くから分け芽を付け、瞬く間にこんもりと早くに仕上がる子もいますが、右の様な子もいますよね。
因みに、長男は左のタイプですがスカスカです(爆)またの名を、器用貧乏といいます。
ほんと、子供は十人十色でおもしろいです。
彼女は日本で生まれましたが、3歳になる頃にドイツに渡りました。歩くより、おしゃべりの方が先だった彼女の最初の言葉は日本語でした。当時夫は英語で子供達と話していましたが、娘の返す言葉は絶対日本語でした。
そんな彼女、ドイツに越してからは社交的な2歳上の兄にくっ付いて回っていましたが、どんどんドイツ語を人前で使って/間違えてを繰り返して覚えていく兄とは違い、娘は絶対に口を開かない子でした。家ではベラベラおしゃべりなのに…
そして幼稚園でJという女の子に運命的に出会い、娘の世界が変わります。しかし、無情にも娘の方が半年以上Jより年上で、小学校入学が1年ずれてしまいました。娘はJ抜きで入学し、また萎縮して口を利かない子になってしまいました。とにかく自分から友達を作るタイプではない子なので、環境が変わると大変です。
授業に付いてはいけていましたが、1学年上にいるはじけた交友関係の兄とはまったく別で、いつもクラスでぽつんとしているような子でした。本人曰く、『動いている人を見ているだけで楽しいの。中に入ったら疲れそうだし(爆)』
そしてこんなゆっくりな子が、4年生になって進路を決める事になりました。彼女の担任の先生は、3、4年生を通しで彼女を受け持っていたので、この時点での判断は、
彼女はまだ幼すぎる。ギムナジウムにいったら、発言力のある子、自分から授業に入っていけるポジティブな子でないとやっていけない。彼女にはムリです。
でした。確かに、娘はクラスで一番歳の若い子でしたし、体型も一番チビ。特別頭がいいわけでもないし、とにかく目立たない。なので、1年地元のハウプトシューレ(職業訓練校)に通って様子を見る事にしました。
この学校で彼女は目覚しい変貌を遂げました。なぜなら…
・ギムナジウム/レアルシューレにいけなかった、あるいは親の意思でここを選んだ子がそろっているので、ずば抜けて頭のよい子や、特別やる気のある子はいないので、授業の速度が至ってゆっくり。
・速度がゆっくりなので、ここで初めて自分なりの勉強のやり方を見つけることができた。
・すると成績が見る見るあがり、自分ひとりでがんばれる大きな自身をつけた。
・日本語の読み書きはすっぱり諦め、ドイツ語だけに集中したから。
このハウプトシューレ5年生の担任の先生にも救われました。彼はとってもlocker(くだけた)な先生で、子供達に細かい指示を出す人でも、完璧を求める人でもありませんでした。彼のこういう性格が、娘を萎縮させず、のびのびとさせてくれたことが良かったのだと思います。
その後ムリをせずにギミの5年生に編入し、新しい生活が始まりました。6年生になった時、数学にちょっと手こずったことがあったのですが、直ぐに私の友達の息子、娘と同じギミに通う上級生のお兄ちゃんIに家庭教師をしてもらい、手遅れになる前に軌道修正してもらった事もありました。このIの教え方が上手く、彼女を数学アレルギーから解き放ってくれた事にも感謝します。今でも彼のフィロソフィーは、娘の心の隅にあるそうです。
まとめてみると、
・ギミへの入学を1年遅らせた事により、自分で問題解決策を見出す事に成功した
そして、それに寄って…
・決して自分のテンポを乱さず、要点をつかんでコンスタントに勉強する(=ダラダラ勉強しない)
・授業の中に答えはあるので、居眠りせずにしっかり聞く(笑)
・分からない事は直ぐに解決。荷崩れを起こさないように、抜けたものは直ぐ補強し、飛び出たものは中にもどす。
・試験の前の日には勉強しない
という学習スタイルが出来上がったそうです。実に母とは逆(爆)そして、長男も私と同じタイプ(爆)しみじみと感じます…。
最近、彼女の英語の提出物(課題)の採点が終わって戻ってきました。彼女の場合、クラスで普通に返されたのではなく、先生の部屋に呼びだされたそうでビビッて先生の部屋に行くと、これは本当にあなた一人で作成したの?9月始めのテストの時とは雲泥の出来だし、誰かに手伝ってもらったとか?と聞かれたそうです。そして娘の返答。
それはムリです。他に利く人いませんし、家族だって誰一人しっかりとした英語は出来ないですから(爆)↑よく言った、娘!
すると、先生は彼女の努力を褒めちぎってくれたらしく、とっても喜んで帰ってきました。本人曰く、
『勉強の仕方はドイツの方が断然好きだけど、こうやって褒めてくれたり、リサーチの多い授業はやる気がもっとでるね。うれしいもん』
だそうです。
この子はこのままマイペースで階段をあがっていく子だと思います。植木にたとえると、

娘は右のほうですかね。その名も、スタンダード仕上げ(爆)下の葉っぱをどんどんとって、横の芽を一切ぬいて真中一本にしてあげ、ある程度成長したら伸ばし放題(笑)こんな感じでしょうかね。
左の様に早くから分け芽を付け、瞬く間にこんもりと早くに仕上がる子もいますが、右の様な子もいますよね。
因みに、長男は左のタイプですがスカスカです(爆)またの名を、器用貧乏といいます。
ほんと、子供は十人十色でおもしろいです。