新興住宅地の学校事情・2 | sunset diary

新興住宅地の学校事情・2

先日、Year-round-systemのしくみを書きましたが、今日はそのデメリットを。

私の住んでいる通りの子供達は、ほとんどの子が「年中せわしない学校」に通っています。のほほんとしているのはウチの息子と3年生のSamくらい。我が家の理由は先日書きましたが、Year-roundに通っている子達の場合は、まだ兄弟揃って低学年だからという家族と、近所の仲良しの子が同じ学校に通うから…という理由です。因みに、兄弟3人が同じ学校に通う場合は、とりあえず休み(トラックアウト)の時期を合わせてもらえるそうです。じゃないと、メリットなしのシステムです。

さて、親が働いている場合、これが一番の問題です。子供の休みの時期は大体3週間あり、これが年数回繰り返されます。なので、「Track out Program」なるものが存在します。YMCAや、スポーツクラブ、もちろん自治体でも提供しています。Year-round-systemが、新たな産業を生み出しているのです。

親が仕事をしている家庭の子は、大概この「サマーキャンプの様なプログラム」に通わされます。親はこのキャンプに、3週間で一人につき平均$400の出費を強いられます。

近所のシャンデール夫婦は、2人がフルタイムで働いています。普段子供が学校に通っている日も、放課後は「After school care/放課後保育」に子供を通わせています。放課後、対照の子達がバスに乗ってYMCAに連れて行かれます。こういったプログラムが上手くできている、しかもシステマティックに作動している事に感心しましたが、どれもお金がかかります。彼女達は、放課後プログラムだけに、月々2人分$500払っています。

ある歯科衛生士のママ、子供2人はハイスクールで、3女はYear-roundの小学生です。ママは週に15時間のパートですが、3女がトラックアウトの時に、仕事を休むわけにいかないので、3女だけトラックアウトプログラムと、放課後保育に預けています。お母さんは週3回の仕事ですが、放課後保育も週3というわけには行かず、毎日預けているのです。これも「採算が合わないが、せっかく見つけた仕事を切るワケには行かないから、あと一年、3女が4年生になるまで我慢するわ」と言っています。

では、これらの「子供を取り巻くケア」にお金を出せない親はどうするのでしょう?そして、高校生になっても車を持っていない子供達。放課後の時間を持て余してしまう子供達が多いのもアメリカです。都会に住む子は公共の乗り物を利用できますが、そんな街はこの広いアメリカでは限られています。我が家の長男の友達を考えても、彼らに足がないなんて、想像したらちょっと怖いくらいです。

行き着くところは、またこの話かぃ…となりますが、一体他の州ではこれらの問題、どう対処しているのかとても興味が湧いてきました。私はもう遅いですが、安易に子供は産めない状況だな、と考えずにはいられない現実なのでした。