息子の車、追突される
お昼頃、長男から電話があった。彼は電話口で「Ich habe ein Unfall gebaut…/事故を起こした」と言ったので、私は当然、彼が事故を起こしたのだと思った。男の子って早口だし、口数が少ないので、状況がまったく把握できなかった。息子は、「大丈夫、僕は悪くないから。パパにも連絡したし、警察はもう現場を去った。僕達は今からマクドナルドに寄ってから学校に戻るから」と言い放ち、私も電話じゃまるで状況が分からないので、「ママは警察にいかなくても良いようなら、話はあなたが帰ってから聞くよ」といって電話を切った。
夫に電話を入れると、「あ、知ってるよ。彼は悪くない様だし、自分で解決したんだから偉いじゃないか。彼に任しておきなよ。落ち着いたら?」と言われた。…落ち着いているけどさ、悪くなくても警察が来てたっていうし、どういう事故だったのか知りたいのが親じゃないのさ!
そして、その放っておけといった夫は、お昼にチョロッと家に帰ってきた。私とお昼を共にし、大工さん達と話をしたあと、警察と学校に寄ってみたそうだ。なんだ、あなたも興味深々なんじゃない--結局は、警察のほうにはまだ報告が挙がっていなかったので、学校の駐車場に行って、彼の車を見にいったらしい。その後私へ電話が入り、「分かった事は、後ろから追突されたのと、それが赤い車だってことだね(苦笑)」という報告だった。
さてさて、心配する親とは打って変わって、彼はのんきに放課後のサッカーの練習にも参加し、5時過ぎにテニスの終わった妹も一緒に連れて帰ってきた。そこからキッチンでの質疑応答の始まりはじまり。カ~ン!
・ピザ屋にお昼ごはんを食べに行く途中だった。・彼の2つ前の車が左折するのにブレーキをし、彼の目の前の車が急ブレーキをかけた。・息子もブレーキが間に合ったが、彼の後ろの車は間に合わず息子の車のうしろ右角に突っ込んだ。そのまた後ろの車もブレーキが間に合わなくて突っ込んできたので、息子の車は2度の追突を感じたそうだ。-- 典型たまつき事故だった --
息子の車には他に2人が同乗していて、ちょっとした鞭打ちを感じたらしい。後ろの車は同じハイスクールの女の子で、これまた3人が乗っていた。そのまた後ろの車は男の子の運転で2人の同乗者…ということで、ハイスクールの子ばっかりだったので、警察は校長先生に報告し、この子達の昼休みの延長願いをだしてくれた。校長先生も直ぐに現場に駆けつけ、この追突した女の子の母親も直ぐに来たそうだ。
警察は直ぐに息子達を解放してくれ、校長先生が昼休みを30分延長してくれたので、そのままマクドナルドにいったそうだ(※事故の後に、それでもマックに行くか?って所に男の子の心臓を感じた)。
可哀想なのは事故を起こした女の子。同じ学校の子で、顔見知り。かなりパニクっていて、自分が電話を掛けた警察に応答が出来ないので、息子が変わって状況説明をしてあげたらしい。聞くところによると、免許をとって丁度半年経ったところで、あと半年無事故だったら保険の掛け金が3分の1になるところだったらしい…。とても他人毎とは思えないので、複雑な心境だ。
私は息子の車に乗っていた友達が心配だったので、この質疑応答の後、息子に、彼らにも今日明日と体の変化をチェックするように連絡させた。当の息子本人はちょっと頭痛があるらしいが、これはショックと安堵感からきているかもしれない。ま、様子を見ておこうと思う。いまさっき、気分転換に父親とスポーツクラブに行ってしまった…。まったく男の子って・・・
まだこの子達が小さかった頃、大きな息子を持つ友達から教わったことわざを思い出した。
Kleine Kinder, Kleine Sorge. Grosse Kinder grosse Sorge.--小さな子供は小さな心配。大きな子供は大きな心配。 直訳するとこんな感じだが、決して小さな子供の心配事がちっぽけだという事ではない。その時その時の心配事はとっても重大だが、子供が大きくなると、本当に心配事は比例して大きくなる、といったことわざが頭をよぎった。
彼女に久しぶりに連絡してみようかな~。