高い歯科治療費
引越しがひと段落つき、クリスマスが近づいて来たとある日の夜、フッと次男の奥歯が気になりました。なんだか奥歯がとけてきてるような、しかも穴も開いているような感じです。そろそろこちらでも歯医者を見つけなければと思っていた矢先の出来事だったので、次の日真面目に探して、ある歯医者に予約を入れました。
検査の結果、上下左右の奥歯が虫歯になっていました!そのうち一つは見た目でも分かるように、角が少し解けています。レントゲンを即とって、どこまで菌に侵食されているのか見てもらい、その内一つは私の目でも分かるくらい影が出来ていました。 『痛みがないなんて奇跡だ』 とまで言われました。今なら削って石膏をつめる治療をすれば間に合うという事で、直ぐに治療のプログラムを立ててもらいました。
我が家では歯科&眼科の医療費も込みの健康保険に加入していますが、この虫歯治療がどこまでカバーされるのか気になりました。まずは検査のその場で受付の人が保険会社と電話で確認をとっていました。そして4回に渡る治療の、保険会社負担と自己負担の表を作成してくれました。
初回検診 保険会社負担全額負担
治療1回目 保険会社 303,50 自己負担 184,50
治療2回目 ” 378,00 ” 162,00
治療3回目 ” 413,00 ” 177,00
治療4回目 ” 210,50 ” 379,50
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保険会社負担額 $1,500.00
自己負担額合計 $903,00 !!!
ショックでした…。
金額がとどめだったのは言うまでもありませんが、まずは、3人も子供を育てていて、この子の虫歯がこんなになるまで気づかなかった自分が情けなかったのです。アメリカ移住を考えた去年の5月に歯医者に行った時は、まだ奥歯の周りのエナメル止まりで、フッ素のクリームを週一回塗って寝るという処置で終わっていたのですが、引越しやらにかまけて、彼の歯をしっかりコントロールしていなかったんですね。ほとんど泣き出しそうなほどショックでした(苦笑)
つい最近、最後の治療が終わりました。彼は物分りがいいので、パニックにはなりませんでしたが、麻酔を打たれて我慢している彼の姿をみるのはやはり嫌ですね。今でも私がショックの尾を引いています(苦笑)
私の婦人科や今回の歯医者でも勉強になりましたが、健康保険がない人は本当に医療が受けられないんだと実感した事です。また、保険があっても、自己負担額が高い事!
ドイツでは、子供に掛かる治療費&薬代は、18歳になるまでタダでした。歯科治療費は、年2回の検診に通っていれば治療費がタダという決まりがあるのと、歯列矯正は治療が終わるまで根気良く通えば、20%の自己負担額も、治療終了後にすべて戻ってきます。(※アメリカに来る前に丁度うえ二人の子の矯正が終わり、二人分の自己負担額がすべて戻ってきました) 要は、普段の検診にちゃんと通うこと、治療を始めたら最後までやり通す事をうながしているわけですけど、我が家の場合、健康保険料の元を取っているほどの通院頻度でした。
数年前にドイツでも年4回、成人からは初回費として10ユーロを払う制度が導入されましたが、アメリカでもCopaymentという初回費を、$15払わされました。これは保険会社によって違うらしく、近所の立ち話に聞くところばらつきがあり、ある人は初回に$35も払っている人がいました。なんだか、保険料を払っていてもものすごく自己負担が多く、腑に落ちませんが、これがなかったらもっと大変だと思いました。
早くこの国に国民健康保険制度が導入されて、誰にでも治療が平等に行き渡る日が来ることを願います。これが導入されたらアメリカ、本当に変わるとおもいますが、何百年先になることやら…。