20世紀芸術では自由への解放が主でした。
なかなか得られないからです。
現実の真相に即した表現が必要とされました。
また、意識の深層は未解明なので、ランダムに選択された表現の成立はそれに近似したあるいは近接するものとして尊重されました。
でも表現の自由の成立は、ランダムな選択の中にそれをコントロールし得る主体を確保することと同一でもあります。
さらに、ランダムの手法を選ぶことによって、自分の意志によるコントロールの権利をわざと手放してみせることも自由にあたります。
現実世界の中では実現できない自由を表現の世界においては確保するという意味も尊重されました。
しかし、本当はそういった、まだ余裕のある自由、時には楽しい自由ではなく、何か、誰かのために確保しなくてはならない自由、必要な自由の表現が大切になります。
この二つの種類の差は見極めないとなりません。