声高に語るものでしょうか。いえ声低く語られる言葉に音の姿形を見出すのです。


氏はときどき、ほんのちょっとしたインタビューにでも、短く言い当てられた表現をとって、読む者のこころに直接触れてきました。


一読、バルトークについて述べられたことばに驚いたりして、これはしばらく読みかえさなければならない本になりそうです。

20世紀音楽へのリヒテルの挑戦は、自由自在な解釈で、楽譜そのものの指示ではないリヒテルらしい音を含むものです。


ロバノフとの共演もまた、そのようになりました。